タイム比較
12.1-10.9-11.1-11.5-11.5-12.0-11.5-11.9
前半34.1-後半35.4
走破タイム1.32.5
稍重で行われた今年のマイラーズCですが、今年は時計がかかった決着でした。
1.32.5は前半34.1と比較的早いタイムの展開の割にはトータルでは遅いタイム。
2024年ソウルラッシュ 34.1-35.4 1.32.5
2023年シュネルマイスター 34.4-34.1 1.31.5
2020年インディチャンプ 35.8-33.8 1.32.4
2019年ダノンプレミアム 36.0-32.3 1.32.6
2018年サングレーザー 33.9-34.1 1.31.3
2017年イスラボニータ 35.3-33.4 1.32.2
阪神開催の2022.2021年を除いて考えても、前半超スローになった2019年や2020年レベルのタイムしか出ておらず、今年のマイラーズCは馬場もあるが全体的に低レベルと見ている。
展開解説
スタートでトュードジボンが出負け。押して前へ行きハナを取り切る展開。
エエヤンとセッションは好スタート。しかし、エエヤンは外枠発走だったためポジションがうまく取れずに控える形となる。
ハナからトュードジボン、セッション、スパイダーゴールド、エエヤン、フリームファクシ、その後ろにビーアスドニッシドまでが先行組。
1000m通過は57.1と早いペースで、1000-1200のコーナー区間で12.0と緩む。
これにより後方から押し上げてきた馬や、コーナー外回してきた馬に有利に働き、外を回してでも勢いをつけた馬が優位な展開となった。
直線から考察
外を回した差し馬
ニホンピロキーフ、ソウルラッシュ、エアロロノア、ソーヴァリアント、ボルザコフスキー、トランキリテが該当。
タイムが遅く上がり幅も比較的小さいレースなので、ポジション的にもニホンピロキーフ、ソウルラッシュが有利、エアロロノア、ソーヴァリアント、ボルザコフスキー、トランキリテの能力差は大きくない。
特にトランキリテは直線に賭ける走り方で、仕掛けがもう少し早ければと言うところ。
また、ソウルラッシュだけは上がりが34.6と外差しメンバーでは抜けており能力高い勝ち方。
外差し以外からの好走は2着セリフォス、6着ビーアスドニッシド、8着コレペティトール
コレペティトールはセリフォスと似た位置からの抜け出し。道中は後方からなのでセリフォスよりも負荷は小さく、それでいてこの着差なので力差は明確に見えた。
ビーアスドニッシドは近走の中ではかなりよかった。六甲sは展開不利、コーラルsダート度外視、リゲルsキレ負け。高速馬場は難しいが時計がかかり、コーナー坂で勢いをつけられる京都なら今後チャンスはあっていい。
次走注目馬
A評価:セリフォス
B評価:ソウルラッシュ
C評価:トランキリテ、ビーアスドニッシド