天皇賞春馬体診断

コラム

天皇賞春馬体重

・サヴォーナ C評価

筋肉量が豊富でかなりの大型馬。

馬体からは長距離適性は高くない印象でこの条件はどうか…

仕上がりは薄らと肋骨が見え、馬体のハリ、毛艶も悪くはなく力は出せる状態にある。

・シルヴァーソニック B評価

背中、胴周りが長く、筋肉もしなやかな馬体で高い持続力を持っており距離やコースへの適性は高い。

仕上がり面では前走11ヶ月ぶりのレースでかなり余裕ある仕上がりだった事を考えるとしっかりと絞れてきて一度使われグンっと上向いた。ただ昨年同レースと比較するとまだもう一絞りあっても…

・タスティエーラ A評価

胴長で脚も長く、長く脚を使う持続力戦向き。

この距離への適性は高い。繋ぎは短く立ち気味で道悪への適性もあり道悪は歓迎。

仕上がり面では有馬記念から大阪杯を使われ、馬体のハリがかなり良くなりトモのボリュームもUPし胴まわりもはち切れんばかりのハリ感。かなり上向いてきたのではないか。

・チャックネイト A評価

背中に伸びがあり、480キロ前後あるとは思えない素軽さがあり3000mを超えるレースは初めてではあるが距離適性は高いのでは。

仕上がり面では前走AJCCから一絞りされスッキリとしてきたものの馬体のハリや毛艶はむしろ良くなっておりここを目標にしっかりと仕上げられている。

・ディープボンド B評価

腹袋が大きく年々パワフルさが勝ってきており京都よりもパワーを求められる阪神の方が。

この馬が本当に良かった頃と比較するとまだ程遠いが、前走使われて馬体にメリハリが出てきたしハリ、毛艶も良くなった。前走よりはやれてもいい。

・テーオーロイヤル A評価

脚が長く首さしにも長さがあり、馬体全体的にみても無駄肉が少なくいかにも長距離向きの馬体。前走でも十二分に良く見せていたが、更に研ぎ澄まされてきた印象で、ハリ、毛艶も良く絶好調と言った馬体。

ただ1点気になるのがお腹周りがこれまで以上にスッキリとしており、究極の仕上がりの可能性もあるが、少し細すぎるような印象もあり当日パドックは必ずチェックしたい。

・ドゥレッツァ B評価

背中が短く腹側のラインが後肢にかけてキレ込むような馬体で高い瞬発力を秘める。

幼さも抜けてきて、しなやかな筋肉で重さを感じさせない。ただ菊花賞は勝っているものの、個人的にはこの距離はベストだとは思えず、消耗戦になった時に脆さが出る可能性も。

スローペースからの瞬発力勝負になるならこの馬に向くだろう。

仕上がり面は一度使われたものの大きな変化は無くもう一つ上の仕上がりがありそう。

・プリュムドール B評価

長躯短背で脚が長く、胸の深さも十分にあり高い心肺機能を持っている。牝馬らしいしなわかな馬体で距離適性は十分。

仕上がり面では太め感なく綺麗な立ち姿で馬場のハリ、毛艶も良好。いい仕上がりにある。

・ブローザホーン S評価

420台と小柄な馬だが馬体写真からは小柄な馬だとは全くわからない程バランス良く肉付きもいい。斜尻で緩やかにカーブした後肢からも高い瞬発力を感じ、腹袋も大きく消耗戦になってもやれる。

前走でも悪くない馬体ではあったが比較するとトモのボリュームはかなり良くなり毛艶、馬体のハリも文句なし。ここに向けてかなり良い仕上がりで出走する事が出来そう。

・マテンロウレオ B評価

腹袋が大きく全体的にボリューム感があり瞬発力勝負では厳しい。馬体はややコンパクトにまとまりがあり3200mは長いか。

毛艶が黒光りしているのは日の当たりの影響が大きい。馬体も良好で仕上がりは上々ではあるもののそこまで大きな変化があるわけで無くやや良くなった程度か。

・・ワープスピード B評価

馬体に伸びが後肢は直飛の造りからもストライドは伸びる。距離適性は高く、この距離でも全く問題無く戦えるか。

パワフルさに目がいくことからも阪神の方が適性は高いか。それでも京都でも勝ち星をあげているのでそこまで気にしなくても。

前走から少しふっくらとしてきたが問題無さそう。毛艶、ハリとまだ良化の余地は残す。

〜馬体評価まとめ〜

S評価ブローザホーン・サリエラ

A評価①タスティエーラ・③チャックネイト・②テーオーロイヤル

B評価シルヴァーソニック・ディープボンド・ドゥレッツァ・プリュムドール・マテンロウレオ・ワープスピード

C評価サヴォーナ

〜馬体を見た感想〜

個人的には距離が少し長いと思っているドゥレッツァだが出走予定馬を見てみるとこれといった逃げ馬もおらず、スローペースのヨーイドンになるようなら距離はこなせると思うので軽視は禁物か。テーオーロイヤルはここをとりにきているのは馬体からもわかるが仕上がりは良いものの気持ち細くみえるのがどうなのか。最後まで悩む。

馬体からはブローザホーン・タスティエーラこの2頭がよく見え当日どういった馬体で出てこられるか楽しみ。

※追記サリエラ S評価

胴にゆとりが有りながらも牝馬らしい素軽さがあり腹側のラインが後肢にかけて切れ込むような構造で高い瞬発力を秘める。

仕上がり面は抜群で薄らと肋骨が見てとれるけれど馬体のハリは良く毛艶も良好。

胴には銭形模様が出ており体調・仕上がり共にかなり良くみえる。

この記事を書いた人

馬体ばかりを見ている5人の子供を持つ父です。
フォトパドックやレース前パドックを見て推奨させていただいたりしています。

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