こんばちわ❕🔥
こちらでは2024年にデビューする新種牡馬の内、注目度の高い3頭の解説を行って行きたいと思います!
残りの新種牡馬に関しては、下記のnoteにて配信させて頂いておりますので、併せてよろしくお願い致します!
今年の新種牡馬は個性の強い子が揃っているなという印象。しっかりと分析して新馬戦からしっかりと馬券に活かせるようにしていきたいと思いますので、予想の一助になれば幸いです。
それでは今回もよろしくお願い致します❕🔥
⇩ 大吉の【血統講座】 ⇩
*こちらのマガジン内にて収録させて頂きます。単発購読も可能ですがお得になっておりますので、こちらもよろしくお願い致します。
✅ルヴァンスレーヴ
父:シンボリクリスエス(Roberto系)
母:マエストラーレ
母父:ネオユニヴァース(サンデー系)
2歳時には全日本2歳優駿を、3歳時にはJDD・マイルCS南部杯・チャンピオンズCとダートのG1を総なめ。故障に悩まれてしまった事もあり、古馬になってから復活とは行きませんでしたが、3歳冬までのパフォーマンスは間違いなくダート最強格と言えるパフォーマンスだった。
今年から南関のダート戦線が改訂された事により、ダート種牡馬の需要が高まっている事もあり、多くの繁殖牝馬を集めました。
ルヴァンスレーヴ自身の父が芝の印象が強いシンボリクリスエスという事もあり、ルヴァンスレーヴの産駒にも芝での活躍を見込んでいそうな配合もちらほら見かける。
その辺りの見極めなどが馬券攻略のポイントになってきそうです。
・1/2サンデー系が最もベタな配合になるか。
ルヴァンスレーヴ産駒の傾向で最も多いのが”母父サンデー系”の配合。特にルヴァンスレーヴ自身が母父ネオユニヴァースという配合なので、母父にサンデーの後継種牡馬が入れば、サンデーの3×4が発生する事になる。
最も分かりやすく有用な配合と言えるので、産駒デビュー直後はこの手の配合をしている馬達を注目して行くのがベタに思います。
また、上記の配合にする事により、4ラインの内3/4がHail to Reason系という配合になる。
常々述べていますが、3/4同形∔1/4異系という配合はその血統の特徴が出やすい上に、弱点もカバーされやすいバランスの良い好形配合と言える。それが容易に作りやすい意味でも、注目して損が無いポイントだと感じています。
また、ルヴァンスレーヴ自身はダートで実績を積んだ馬ですが、サンデーの3×4を持つ馬の多くは芝の主流条件で活躍している馬が多い。ダートでの活躍例が無い訳では無いのですが(ダンシングプリンスなどのダート短距離で活躍する馬もいる)、このクロスを持つことで芝で活躍する可能性が上がる事も序盤は考慮しておきたい。
特にダートのイメージが強い→芝では人気を落とすターン、などでこの手の配合であれば買う価値も上がるだろうと見ています。
・クロフネとの相性の良さに期待。
もう一つ挙げておきたいのはクロフネとの相性の良さ。一つはルヴァンスレーヴ自身がノーザンテーストを内包しているので、Vice Regent≒ノーザンテーストが発生する事。更にクロフネがRobertoを内包しているので、Roberto系でありRobertoのクロスを持つルヴァンスレーヴとの親和性が期待できるという物。
更にクロフネ自身は芝でもダートでも活躍していた事もあり、万能性も助長される可能性が高い。
その上でスピードもしっかりとしており、馬力や底力も助長される配合と睨んでいる。加えて、クロフネはサンデー系と配合されている場合も多いので、上記のポイントである”1/2サンデー系”にも合致しやすいと言える。様々な側面から見ても、クロフネとの配合はメリットが多く相性が良い可能性が高いと言って良いでしょう。
~~ルヴァンスレーヴ産駒まとめ~~
・芝≦ダート
・適性距離:1400~2200m
・得意展開:大箱コースでの差し決着
・その他備考:サンデー系、クロフネとの配合に期待
🔴注目産駒
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・オウケンビリーヴの2022
オウケンビリーヴの2022 | 競走馬データ – netkeibaオウケンビリーヴの2022の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師db.netkeiba.com
母は交流重賞で活躍したオウケンビリーヴという血統馬。ポイントで挙げた母父クロフネと言う点に加えて、母母父がサンデーなので1/2サンデーかつサンデーの3×4を持つ好配合。更にSharpen upの5×6も併せ持ち、馬力なども助長されている。
フェアリードール牝系出身の良血馬ですし、底力もありそうな血統の字面をしている。
中央のダートはもちろん、芝もやれそうですし地方交流でも活躍できそうな点から注目したい。
・タンテドヴィーヴル
タンテドヴィーヴル | 競走馬データ – netkeibaタンテドヴィーヴルの競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・db.netkeiba.com
母がレネットグルーヴ、3代母がエアグルーヴという良血牝系出身で、半兄には大阪杯2着の実績があるローシャムパークがいる血統馬です。
ポイントに挙げたサンデーの3×4を持つ配合で、加えてノーザンテーストのクロス(5×6)を持つことでタフさや底力も感じる。
ノーザンテーストのクロスを内包している点から、地方のダートもフィットしそうで、良血馬らしい底力がしっかりと伝わっている可能性が高い注目馬です。
✅ゴールドドリーム
父:ゴールドアリュール(サンデー系)
母:モンヴェール
母父:フレンチデピュティ(Vice Regent系)
ダートG1を5勝、2着6回と長くに渡りダート戦線を引っ張って来た1頭。更にダートの中でも地方・中央などのコースや距離を問わずに、常に安定した力を発揮しており、ダートの中での幅広い対応力が産駒に伝わる事も期待できる。
それこそ、前述のルヴァンスレーヴと同様に南関のダート戦線での活躍も期待されるでしょう。
スマートファルコンやエスポワールシチー、コパノリッキーなど、ゴールドアリュールの後継は既に何頭かいるので、それらとの差別化ポイントが出て来て欲しい所です。
このラインより上のエリアが無料で表示されます。
・Specialのクロスを活かす配合を
ゴールドドリーム自身が、Sadler’s WellsやNureyev、Fairy Kingらを輩出したSpecial牝系出身という良血馬で、更に父父ゴールドアリュールがNureyevを内包しているのでSpecialのクロスを内包している事になる。このSpecialを活かすのが同馬の配合で触れる上で非常にポイントになると言える。
具体的には前述したSadler’s WellsやNureyev、Fairy Kingらを配合して純粋にSpecialのクロスを作る手法。もしくはそのSpecialがHyperion色の牝系なので、同じHyperion色の牝系や血統を重ねてHyperion的な底力やスタミナを助長する手法。
Hyperion色の牝系は具体的にはGone Westやエタンなどを輩出しているMixed Marriageやノーザンテーストを輩出したLady Angelaなどが該当する。
特に近年はこのHyperion色牝系の重ね掛けという配合手法が注目されている所もあるので(有名所だとリバティアイランドやソールオリエンスなど)、そのやり方がゴールドドリームにも適用されてくるだろうと思います。
・ノーザンテーストが好相性になる可能性大
前述のポイントにも通づる所にはなりますが、中でもノーザンテーストは好相性と睨んでいます。
理由としては前述の通り、Hyperion色の牝系出身なので底力がより強化される配合が期待できる点。更に、ゴールドドリームがVice Regent系のフレンチデピュティを内包しているのでノーザンテースト≒Vice Regentのニアリークロスが発生してくれる点。
底力が助長されつつ、独特なパワーやスピードも補給できる意味で、期待できる配合と言えるでしょう。
特に、前述で挙げたSpecialを活かしたHyperionを重ねる配合だと、父系が内包するAureole(揉まれ弱さが出る血統の一つ)が強く出て淡泊になってしまう可能性もある。ノーザンテーストの闘争心があればその点のカバーも期待できると言えるでしょう。
また、地方交流での活躍もこの産駒には期待されていると思いますが、ノーザンテーストであればその面でもマイナスになる事が無い。メリットになる面が非常に多い点でも、ノーザンテーストは配合相手として注目血統と言えるでしょう。
~~ゴールドドリーム産駒まとめ~~
・芝<ダート
・適性距離:1400~2000m
・得意展開:大箱コースでの差し決着
・その他備考:揉まれずに運びたい所
🔴注目産駒
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・アインライツ2022
アインライツの2022の血統表 | 競走馬データ – netkeibaアインライツの2022の血統表の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調db.netkeiba.com
母は芝で2勝を挙げたアインライツと言う血統馬。半兄にはNARで活躍したヒーローコールが居ます。
ポイントに挙げたノーザンテーストを内包しており、更にそのノーザンテーストやVice Regentと近い血統に当たるThe Minstrelを内包する。(ノーザンテースト≒The Minstrel≒Vice Regent)独特なパワーや底力だけでなく、Nijinsky≒The Minstrelから基礎スピードも助長されている印象の並びになっており、好印象の配合と言えます。
ダートであれば広い舞台での活躍が見込める配合と見ます。
・グランジョルノ
グランジョルノ (Gran Giorno) | 競走馬データ – netkeibaグランジョルノ (Gran Giorno)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走db.netkeiba.com
母は交流重賞で活躍したヴィータアレグリアという血統馬。母方でエタンとGone Westを内包している為、Mixed Marriageのクロスを内包している配合になる。ポイントで挙げたHyperion色の牝系を重ねる事で、父が持つSpecialを活かしたタイプの配合と言えます。
こちらも底力や血統的な素質の面で期待できる好配合の1頭です。
✅サートゥルナーリア
父:ロードカナロア(キングカメハメハ系)
母:シーザリオ
母父:シンボリクリスエス(Roberto系)
2歳時にはホープフルSを、3歳時に皐月賞を制覇しG1を2勝。その後はタイトルに恵まれませんでしたが、天皇賞・秋では歴史的名牝アーモンドアイとの対戦であったり、有馬記念では2着に好走する等、芝中距離界をけん引した1頭と言えるでしょう。
名牝シーザリオの子供という血統背景も注目。兄妹のエピファネイア、リオンディーズが既に種牡馬として活躍しており、同馬にも同様に期待が掛かるが、良くも悪くも差別化ができるかどうかが同馬の種牡馬生命、そして予想へのポイントになるだろうと思います。
・サンデーのクロスが第1ポイント
前述の通り兄妹にエピファネイア、リオンディーズがいる超良血種牡馬。この2頭の共通点として言えるのが、芝の主流条件で上級条件で活躍している馬達の多くはサンデーのクロスを持っている事でしょう。
エピファネイアであればエフフォーリアやデアリングタクト、ブローザホーンなど。リオンディーズであればテーオーロイヤル、インダストリアなどが主な例。
これと同じ事がこのサートゥルナーリアにも言えるだろうと現状は見立てています。
ベタではありますが、サートゥルナーリア産駒の中でもサンデーの3×4を持つ馬達を芝のマイル~中距離の地力が問われる場面で狙っていくのが、序盤の攻略法になって行くかと思います。
・配合次第ではダートでも?
前述で芝の主流条件での活躍を期待はしていますが、父父がロードカナロアという事もあり、そのスピードが伝わるかどうかも注目したい。特に、その面が先に産駒デビューした兄妹たちとの大きい差別化のポイントとも言えるでしょう。
具体的に注目したいのはStorm Cat系との配合。ロードカナロア自身がStorm Catを内包しており、ロードカナロア自身のスプリント的なスピードの主な要因の一つとなっていた。この血統を母方にも持ってくる事で、父父の前向きなスピードを助長する事で、ダートや短距離にも対応できる可能性が広がると感じます。
特に、サートゥルナーリアはNorthern Dancerの血量が多い種牡馬でもあるので、母方にStorm Catを持ってくる事で、Northern Dancerの基礎スピードを助長する役割もある。そういった面からもStorm Catとの配合が悪い方向に出る事は少なそうな印象。
Storm Catのクロスを持つサートゥルナーリア産駒は芝の短距離やダートへのスイッチで期待してみるのが面白いと感じます。
・牡馬と牝馬で適性距離の傾向が変わるか?
前述した父父ロードカナロアが関わるポイントでもあるのですが、ロードカナロア産駒は牡馬>牝馬の傾向が強い。アーモンドアイという怪物牝馬がいるのであまりイメージ無いかもしれませんが、ロードカナロア産駒を賞金習得順に並べた時に上位20頭中16頭が牡馬、もしくはセン馬という結果になっており、牡馬の方が上級条件で活躍できる個体が多い事が見て取れる。
この傾向はサートゥルナーリア産駒に当てはまって来る可能性も十分あると見ており、特に上級条件ではこういった指向を添えるのも面白いと感じます。
その上で、ロードカナロアらしいイメージ以上に広い距離融通はポイントになると思いますが、牝馬は特にマイル~中距離に絞られる可能性が高いと睨んでいます。
理由としてはサートゥルナーリア自身が欧州方面の前向きさであるBold Reason≒Never Bend(Sadler’s Wells×Mill Reef)を内包しており、この面が肉質的に柔らかい個体が多い牝馬に対しての方が大きく影響力が出やすい為。
牡馬は短距離もカバーしてくる個体が多いと思いますが、牝馬は牡馬に比べれば好走レンジがやや狭まる可能性が高いと見ていた方が良いだろうなと思います。
予想に活かしにくいポイントではありますが、頭の片隅にでも置いておきたいポイントと考えています。
~~サートゥルナーリア産駒まとめ~~
・芝≧ダート
・適性距離:1200~2400m
・得意展開:特になし
・その他備考:牡馬>牝馬
🔴注目産駒
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・フローレスマジックの2022
フローレスマジックの2022の血統表 | 競走馬データ – netkeibaフローレスマジックの2022の血統表の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎db.netkeiba.com
母が牝馬重賞で好走経験のあるフローレスマジックという良血馬。近親にはマイルG1馬のサトノアラジンや中距離で活躍したラキシスがおり、これらとは同父の母という事になります。
ポイントで挙げたサンデーの3×4を持つ配合。更にStorm Catの3×4も併せ持つ配合になっております。
同馬は牝馬なのでポイントで触れた短距離やダートもやれるという方面でのStorm Catの入り方では無いように映りますが、欠けがちな基礎スピードを助長する事でマイル~中距離での高速持続戦にも対応出来そうな字面に映ります。
・ヴァルチャースター
ヴァルチャースター | 競走馬データ – netkeibaヴァルチャースターの競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・db.netkeiba.com
母は桜花賞を制したハープスターという良血馬。父も母もクラシックホースであり、2歳時から活躍していた事もあり早期からの活躍も期待できそうな1頭です。
サンデーの3×4を持つ配合で、更に父母と母方が共にサンデー×Sadler’s Wells(Fairy King)同士という配合になっており、主流条件で活躍しそうな素軽さと共にスタミナや底力も感じる好配合。
血統背景も併せて期待できる1頭と言えるでしょう。