安田記念馬体診断

コラム

安田記念馬体診断

・ウインカーネリアン B評価

前駆の発達が目立ちパワフルな馬体。トモは薄く胸が深く立派な腹袋をしておりスピードの持続に秀でた馬体。ペース次第では前々から粘り込みがあってもいいのでは無いか。日のあたり加減で毛艶はイマイチに見えてしまうがハリ感は前走以上で仕上がりに問題はない。

・ガイアフォース B評価

蹄が厚く繋ぎは立ち気味で前走フェブラリーS時にも芝から参戦した馬の中では1番と評価したようにダート適性は高かった。東京芝マイルではキレ負けするか。雨が降り重馬場で時計がかかるような馬場になれば。

・コレペティトール C評価

前走かなり仕上がりよく見えたが雨、馬場の影響があったにせよ力負け感はある。今回は状態もあまり良く見えず下降線か。

・ジオグリフ A評価

肩周り〜胸前にかけて発達しておりパワフルな馬体に。近走あまり結果が出ておらずではあるが、ここにきて馬体に身が入りかなり良くなってきた印象を受ける。

スピード勝負では劣る可能性があるので天気・馬場次第では重い印で勝負も一考。

・セリフォス C評価

前後にまとまりがあり、筋肉量豊富でいかにもマイラー。折りの深い曲飛で瞬発力勝負になるこの条件は合っている。

前走に比べると多少良くはなってきているが、歳とともに少しゴツゴツと固そうな馬体へ変わってきているのは気になる。

・ソウルラッシュ S評価

前駆周りの発達が目立ち大きな腹袋をしており筋肉量も豊富。早い時計も持ってはいるが、スピードを求められるレースよりも少し時計がかかるぐらいの条件になった方がいい。

仕上がりに関しては文句なし。皮膚を薄くみせパンパンに張っており薄らも銭形模様も浮き上がるほどに。

・ダノンスコーピオン S評価

胴詰まりで程よい筋肉のつき具合でしなやかな馬体。後肢の造りは曲飛でいかにも瞬発力タイプの馬体構造。

昨年マイルCSとの比較にはなるが筋肉のメリハリが出て毛艶もよく馬体のハリもかなりいい。復調気配で今年のメンバーレベルなら1発あってもいいのでは。

・ドーブネ A評価

ディープインパクト産駒らしくしなやかで綺麗な馬体。胴に少しゆとりがある分1800m前後ぐらいがベストなイメージではあるがマイルでも結果を出してきているようにこなせる。

京都金杯との比較では冬毛が伸びてモサッとしていたところから一変。馬体のハリ毛艶は一気に良くなって皮膚を薄くみせ仕上がりは抜群。馬体の上昇度は1番。

・ナミュール B評価

胴詰まりで馬体重、骨格の割には筋肉量が豊富なマイラー体系。前走から大きな変わり身はないもののデキは維持と考えてよさそう。

昨年マイルCS時も馬体写真は良く見せておらず、ただそれでも結果を出してきたので能力ごある分悩ましい一頭になる。パドックに注目したい。

・パラレルヴィジョン B評価

大きな馬体で馬体の伸びや胴回りからマイル〜2000mあたりまでか。腹袋が大きくタフなレース質の方が合っている印象で東京マイルはどうか。馬体はしっかりとしてきて中身がつまり緩さがなくなり本格化。きっちりと仕上がり力は出し切れる。

・フィアスプライド C評価

牝馬としては大きめの馬体ではあるものの重さは感じる事なく牝馬らしい素軽さを兼ね備えており腹側のラインは切れ込みが深く後肢は曲飛な事から鋭い決め手を秘めている。

仕上がり面では前走ヴィクトリアMの方が良く見えデキ落ち感。

・レッドモンレーヴ C評価

胴詰まりで、切れ込むような腹側のラインからも連動性がよく高い瞬発力を持った一頭。蹄が薄く馬場が渋るようなら厳しくなるのでは。

仕上がり面では、前走と同馬体重の中山記念と比較して少し重苦しさがありもう少し筋肉のメリハリ、馬体のハリは欲しいところ。

〜馬体診断まとめ〜

S評価①ダノンスコーピオン・②ソウルラッシュ

A評価①ジオグリフ・②ドーブネ

B評価ウインカーネリアン・ガイアフォース・ナミュール・パラレルヴィジョン

C評価コレペティトール・セリフォス・フィアスプライド・レッドモンレーヴ

・海外馬メモ

YouTubeにて調教映像や、歩いている映像から馬体を見てみた香港馬2頭。

・ヴォイッジバブル

大型馬でパワフルな馬体。馬体からはマイル長いのでは?とも思わせるほど肉付きがよくパワフル。2000mなどでも結果を出しており距離は問題ないのだろう。

・ロマンチックウォリアー

香港馬2頭なら馬体からはこっちを推したい。

しなやかで後肢の造りは曲飛の造りをしており一瞬の脚を秘めるのはこっち。

〜馬体を見た感想〜

近年に比べるとレベルは1つ落ちるだけに香港馬や、伏兵が現れてきてもおかしく無い一戦となりそうで非常に難解。

その中でも馬体から狙いたいのはダノンスコーピオン。近走不振に陥っていたが前走久しぶりの好走。レッドモンレーヴは外を一気に伸びるもダノンスコーピオンは前外塞がり気味でゴール後も伸びているように脚を余した。

今回ぐらいのメンバーレベルなら復活があっても驚きは無い仕上がり。

この記事を書いた人

馬体ばかりを見ている5人の子供を持つ父です。
フォトパドックやレース前パドックを見て推奨させていただいたりしています。

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