『阪神大賞典組の好走率を跳ね上げる取捨選択条件』
天皇賞春といえば、まず阪神大賞典組の取捨選択ですね。
結論から言えば、阪神大賞典において『4角4番手以内かつ、勝ち馬から着差0.5程度に纏めること』が、天皇賞春で好走する為に必要なパフォーマンスです。
【天皇賞春が京都開催の近8年における、阪神大賞典組の前走内容と天皇賞春での着度数】
・阪神大賞典で4角4番手以内かつ着差0.5以内
該当馬着度数:3-2-3-6 複勝率57.1%
上記以外の馬:0-1-1-32 複勝率5.9%
※京都開催近8年では複勝率20.8%ですので、3倍近くも跳ね上がる結果
阪神大賞典で中段から差して3着以内に好走した馬が、京都の天皇賞春で着順を下げる理由は、阪神では直線の急坂で先行馬が崩れた所を差せたケースがある為。
反対に、3〜4角で先団に取り付きながらそのまま直線の急坂でも垂れる事なく好走した負荷は、直線平坦の京都替わりで最後の粘りに活きる経験になると推測します。
※2020年、阪神大賞典を差して1.2着したユーキャンスマイルとトーセンカンビーナが、中山の日経賞を先行して3着したスティッフェリオに本番では先着されたことや、2017年には阪神大賞典でサトノダイヤモンドよりも先行して2着に負けたシュヴァルグランが、本番では着順逆転した事例等
これを踏まえた上で、今年の阪神大賞典組の通過順位と着差は以下の通りです。
・テーオーロイヤル 4角3番手 着差-(1着)
・ワープスピード 4角5番手 着差0.8
・ブローザホーン 4角5番手 着差0.8
・プリュムドール 4角7番手 着差1.0
・サヴォーナ 4角7番手 着差1.3
・ディープボンド 4角3番手 着差1.3
・メイショウブレゲ 4角11番手 着差1.4
・シルヴァーソニック 4角7番手 着差2.2
今年、好走範囲に該当するのはテーオーロイヤルのみ。
付けた着差を考えても、同組からの逆転を考えるよりは、テーオーロイヤルから別路線組に流す馬券を推奨します。
『勝ち馬傾向』
※阪神開催の2021.2022年を除く、旧京都開催8年
①年齢
・6歳以下
→対象8年の勝ち馬全てに該当
②前走クラス
・G2以上
→対象8年の勝ち馬全てに該当
③前走人気
・6番人気以内
→対象8年の勝ち馬全てに該当
④前走着順着差
・4着以内または着差0.5以内
→対象8年の勝ち馬全てに該当
⑤近走実績
・近5走以内に、芝2200以上のG2以上で、2着以内かつ着差0.0以内あり
→対象8年の勝ち馬全てに該当
【2024年の①〜⑤全て該当馬】
チャックネイト
テーオーロイヤル
ドゥレッツァ
ブローザホーン
『好相性ローテ順位と好走傾向』
※阪神開催の2021.2022年を除く、旧京都開催8年
1位:大阪杯(2-1-0-5) 複勝率37.5%
※G2時代含む
2位:阪神大賞典(3-3-4-38) 複勝率20.8%
3位:日経賞(1-2-2-34) 複勝率12.8%
『大阪杯組 好走傾向』
※阪神開催の2021.2022年を除く、旧京都開催8年
①前走人気
・5番人気以内
→対象8年の3着以内馬全てに該当
②近走実績
・近5走以内に、芝2400以上のG1で、3着以内または着差0.2以内あり
→対象8年の3着以内馬全てに該当
【2024年の①②該当馬】
タスティエーラ
『阪神大賞典組 好走傾向』
※阪神開催の2021.2022年を除く、旧京都開催8年
①前走人気
・6番人気以内
→対象8年の3着以内馬全てに該当
②前走着順着差
・6着以内
→対象8年の3着以内馬全てに該当
③近走実績
・近5走以内に、芝2200以上のG2以上で、4角4番手以内の3着以内または着差0.3以内あり
→対象8年の3着以内馬全てに該当
【2024年の①〜③該当馬】
テーオーロイヤル
サヴォーナ
『日経賞組 好走傾向』
※阪神開催の2021.2022年を除く、旧京都開催8年
①前走着順着差
・5着以内または着差0.5以内
→対象8年の3着以内馬全てに該当
②近走実績
・近5走以内に、芝2200以上のG2以上で、4角5番手以内の3着以内または着差0.3以内あり
→2014年ホッコーブレーヴ以外の4頭に該当
【2024年の①②該当馬】
マテンロウレオ
『天皇賞春 ローテ考察推奨ランキング』
1位 テーオーロイヤル
2位 ドゥレッツァ
3位 タスティエーラ
4位 チャックネイト
5位 マテンロウレオ