レース概要
札幌2000m 稍重
走破タイム:2:01.5
ラップ:12.9-11.0-12.2-12.4-12.1-12.1-11.9-12.0-12.3-12.6
レース内容
朝から雨模様で稍重の時計のかかる馬場。
例年はCコース開催だが、今年はAコース。
道中は緩まないラップで差しが届くタフな馬場。
本来ならば外回した馬が不利になるコースなのだが、ラストラップが12.6まで失速した事により外差しでも能力があれば届く。ただ外差し有利ではなく、やや不利ではある。
もちろんインベタは有利だが、内馬場が荒れてインベタする馬が少なかった。
インベタした馬はアウスヴァール、ケイアイセナ、トップナイフ、ボーンディスウェイ、アラタ
道中先行負荷あり、タフなスタミナ持続を求められた。
差し馬は外差しは速い脚、内から差した馬はタフな脚。
回顧のポイント
・先行負荷
・インベタは有利
・ポジションや馬の適性に合った回顧が必要
各馬評価
1着トップナイフ
インベタ恵まれ、徐々にポジションを上げる騎乗も上手かった。
2年前の再現のような競馬、ラップでこの馬の良さが出た。
2着ココナッツブラウン
後方から外外回して差してきた。
能力がないとできない走りをしている。
馬体重の増減が大きいタイプで、前走が+20、今回が-10。
牝馬ながらタフなロンスパ戦で好走しており、秋G1でも楽しみ。
3着アラタ
インベタでかなり上手く乗ったところはある。
内から差してきており、速い脚を求められなかったところは向いていたし、タフな馬場も合っていた。
4着ケイアイセナ
インベタではあるが2番手から粘り込んでの着順で先行負荷があったので、この着順は評価できる。
前走の巴賞もレベルの高いレースをしており、想像以上に力をつけてきている印象を受けた。
5着ヴェローチェエラ
スタート挟まれて最後方追走。
外回して伸びてきての着順。
時計のかかる馬場も合っていたが能力を見せた。
6着リビアングラス
1頭分外で4.5番手ほどを追走。
3.4コーナーは外に持ち出しており、4コーナーではムチを入れているほどに手応えの悪さがあった。
その割に最後まで伸びてきておりスタミナ豊富。今回はタフな馬場も合わずではあったが、序盤のペースが合わなかったと思う。
スローからの4ハロンロンスパが合っており今回は適性合わず
7着ホウオウビスケッツ
序盤は折り合いを欠き、力んだ追走。
岩田騎手は基本折り合い下手な騎手ではないので、馬の方がレースと噛み合ってなかった。
タフなレースより高速馬場で逃げた方が良いタイプ。
10着コスモキュランダ
出遅れ後方から何もできず。
馬場が合わなかったのか分からないが度外視内容。負け過ぎ
12着ハヤテフクノスケ
3コーナーで外出して仕掛けて押し上げるのは愚策。キツい競馬をしており度外視。
加速に時間のかかるタイプなだけにノメるタフな馬場は合わず
次走注目馬
A評価:ココナッツブラウン、ヴェローチェエラ
B評価:トップナイフ
C評価:ケイアイセナ
度外視:リビアングラス、ホウオウビスケッツ、コスモキュランダ、ハヤテフクノスケ