レース概要
東京芝1800m
良馬場
走破タイム:1:46.0
12.6-11.0-11.9-11.7-11.7-11.7-11.5-11.7-12.2
前半47.2-後半47.1
レース内容
スタート遅かったのはラヴェル、ウインエーデル、カニキュル、ミアネーロ
ラップ的に緩むところがなく終始持続的な脚を使わされる展開。
こういう展開は基本外回した馬が不利になるのだが、東京最終週で内は馬場が悪かったこともあり、やや外回し不利ぐらい。
ラヴァンダが3着にこれる程度。
直線はやや外有利というレベルでDコースという事もあり内も伸びる馬場。
東京のスピード競馬というより時計の掛かる馬場で上がり35.4のレースラップ。
瞬発力に秀でたラヴェルやカニキュル、ミアネーロ、フィールシンパシーには合わない馬場だった。
前半47.2-後半47.1で比較的マイル質なラップバランスではあるが、ペースが遅く距離適性についてはあまり参考にはならない。
脚質、使える脚の長さが問われたレースだった。
回顧のポイント
・東京開催最終週Dコース
タフさ、持続力の問われたレース
・瞬発力を活かす馬は凡走
各馬評価
1着セキトバイースト
スピードはありながらもキレない馬でDコースをプラスに力を発揮できた。
ハンデもありながらの勝ちきりで、このメンバー、この展開では抜けた存在。
逃げ馬ながらも出負けした分をリカバーしながらの器用さ折り合いも付いており、成長を感じる内容。
2着カナテープ
初音SもDコースでの強い勝ち方で、今回もハンデも53と恵まれ展開や条件が向いた。
6歳重賞初挑戦としては能力をみせており、プラス12キロもロードカナロア血統の晩成型として今後も期待できそう。
3着ラヴァンダ
終始外回して負荷のある競馬。
この馬の能力は高く評価していたので3着伸びずバテずのギリギリの競馬からも負荷は結構あったと推定している。
キレ負けするのでマイル牝馬戦よりどうせならエリザベス女王杯で楽しみにしたい
4着ウンブライル
内をロスなく立ち回った。
ラストはやや不利な内をついて伸びてきた。内は伸びないわけではないのでむしろ内回した方がラヴァンダのように外回すよりマシ。
伸び方的に高速持続のほうがあってそうで阪神マイルがベストに見える。
雨降ってタフな方が向く可能性もあると考えてる。
5着ダガノエルピーダ
直線の長さが最大のネック。
ペースや追走、ポジション、脚の使い方など特に問題はなかった。小回りコースで良さを活かしたい。
8着カニキュル
終始外で大外差し伸びきれず。
明確に緩む展開の方が向くスピード馬なので最後止まったのは仕方ない。今回は度外視して良い。
9着ラヴェル
単純に距離が短いと言ってしまえばそれで終わってしまうのだが、このラップならもっと走れて良いと感じる。
やや折り合い欠いたところもあるし、出遅れもあるし、持続力を問われたのもあまり向いたとも言えないが、この馬自身の能力ならもっと上はある。
馬具矯正してでも出てきてくれれば一考の余地は残す。
次走注目馬
A評価:ラヴァンダ
B評価:セキトバイースト
C評価:ダガノエルピーダ、カナテープ
度外視:カニキュル