レース概要
東京芝2400m(D)
走破タイム:2:23.7
レースラップ
12.6-11.4-11.7-12.1-12.2-12.1-12.1-12.5-12.2-11.8-11.3-11.7
前半60.0秒-後半59.5
レース概要
前日かなり雨が降ったが、ダービーは良馬場での開催。
青嵐賞(2勝クラス)2:23.8と0.1秒差で世代レベルが低いと疑念を抱く程の走破タイムだった。
仕掛けは離れた2番手のサトノシャイニング(武豊)がかなり遅らせて3ハロン戦。
この仕掛けでは能力が紛れたと思う。
着順より展開により負けた馬をしっかり回顧していきたい。
世代レベル的には2018年ワグネリアンの時ぐらいのレベル感。
回顧のポイント
・スローの瞬発力3ハロン戦
・インが使える馬場で前有利
・能力より展開のバイアスが強い
各馬評価
1着クロワデュノール
先行して外めからスムーズな競馬。
展開の利が大きかったのは事実。ギアチェンジが上手く抜け出しが早かった。
最後は差し馬の方が伸びは良く、上がり34.2。
本命を打って勝ったが、結果論リスクの方が大きい馬だったように思う。
先行馬なので走破タイムが評価しづらいし、今回のレースを見てマスカレードボールの方が強い内容だった。次走過剰に評価されるなら要検討。
2着マスカレードボール
不利な外枠からの競馬で、外を回したマスカレードボール、ジョバンニ、ミュージアムマイル、カラマティアノス、ファイアングランツは展開の不利を受けていた。
仕掛けが遅かったのも展開向かない中で、最後まで伸びてきての着順で評価したい。
個人的な感想だがイクイノックスこんな感じで負けたなと思ったレースだった。
3着ショウヘイ
ルメール上手すぎるの一言。
スロー瞬発力は得意な馬ではないので、ポジションや展開は向いているが、この馬の力を出し切ったかと言われればそうではない。
展開が能力見えづらいので着順通り評価して次走も期待。
4着サトノシャイニング
すっとハナをとって外枠の不利を帳消しにする素晴らしい騎乗。ただスローに落とした事でホウオウアートマンにハナを譲り、ややかかり気味な追走となった。
抑えながらで消耗した事と、瞬発力負けでの着順。
ホウオウアートマンが大逃げしなければもう少し楽な競馬になったかなと思うし、仕掛け早ければや内枠ならなど言いたい事はあるが、騎乗は外枠からの乗り方としては良い騎乗だった。
次走はペース上げて早めに仕掛ける競馬で期待したい。
5着エリキング
出遅れ後方イン。直線は外に出してから伸びており、上がり33.4。
あの位置からミュージアムマイルを差していたのは驚いた。
差しで展開不利や外出しの差し遅れはあるが、現状勝ち切るだけの完成度はなかった。
これから追走力の成長に期待したい馬。
6着ミュージアムマイル
不利な外回して差しの展開不利。
このコースではマスカレードボールとの差を感じざるを得ない内容になってしまった。
直線途中までは良い瞬発力は見せていたので、阪神や中山など坂のあるコースの方がパフォーマンスを上げるタイプ
8着ジョバンニ
外回して差しの展開不利で、直線は進路を探しながらで追い出し遅れていた。
ゴール後の伸びは良く不完全燃焼の着順。
見直し可能な内容。
9着ファイアングランツ
外回しての不利はあったが、距離が持つ馬の割に先行して伸びきれなかった。
パンパンの良馬場が良い。
14着ファンダム
完全に距離負けの逆噴射。短縮で狙いたい。
次走注目馬
A評価:マスカレードボール
B評価:ジョバンニ
C評価:ミュージアムマイル、サトノシャイニング、ショウヘイ
度外視:エリキング、ファンダム