ローテ考察 天皇賞春

コラム

📝重賞ローテ考察 天皇賞春📝

✅天皇賞春で穴を出すパターン

天皇賞春はリピート好走が発生しやすい特殊な条件。この京都芝3200に通ずる臨戦過程は、G2以上での『京都外回り2400のコース適正と2500以上勝ちのスタミナ』になります。

さて、対象8年の天皇賞春で当日4番人気以下かつ3着以内に好走した馬は『13頭』、この『13頭中11頭』に該当した条件は以下の通りです。

【天皇賞春当日4番人気以下好走馬の共通点】

①前走距離

・2200以上

②前走クラスまたはレース

・海外またはダイヤモンドSを除きG2以上

③前走着順着差

・②かつ7着以内または着差0.5以内
④近走実績

・近5走以内で以下何れかに該当

1)京都芝2400以上のG2以上で3着以内または着差0.1以内あり

2)芝2500以上の国内G2以上で1着あり

3)前年の菊花賞または天皇賞春で3着以内あり※近6走以上前も含む

【上記①〜④全て該当馬の成績】

対象8年着度数:0-6-5-25

複勝率:30.6% 複勝回収率:143.6%

【当日4番人気以下かつ該当の3着以内馬一覧】

・2024年

ブローザホーン   5番人気2着🥈250

ディープボンド   6番人気3着🥉490

・2023年

ディープボンド   5番人気2着🥈370

シルヴァーソニック 6番人気3着🥉400

・2020年

ミッキースワロー  4番人気3着🥉290

・2019年

グローリーヴェイズ 6番人気2着🥈320

パフォーマプロミス 8番人気3着🥉630

・2018年

クリンチャー    4番人気3着🥉240

・2017年

シュヴァルグラン  4番人気2着🥈160

・2016年

カレンミロティック 13番人気2着🥈1,390

・2015年

フェイムゲーム   7番人気2着🥈630

【該当馬かつ4番人気以下想定の穴馬候補】

シュヴァリエローズ

マイネルエンペラー

ブローザホーン

✅天皇賞春勝ち馬傾向

※阪神開催の2021・2022年を除く、京都開催近8年が対象

①年齢
・6歳以下
→対象8年の勝ち馬全てに該当

②前走クラス

・G2以上
→対象8年の勝ち馬全てに該当

③前走人気

・6番人気以内
→対象8年の勝ち馬全てに該当
④前走着順着差

・4着以内または着差0.5以内
→対象8年の勝ち馬全てに該当

⑤近走実績

・近5走以内に、芝2200以上のG2以上で2着以内かつ着差0.0以内あり

→対象8年の勝ち馬全てに該当

【2025年の①〜⑤全て該当馬】

サンライズアース

マイネルエンペラー

ブローザホーン

天皇賞春は前走格の高さが求められるレース。

阪神開催を含まない近8年で、前走国内G3から馬券内に好走したのは2015年のフェイムゲーム1頭のみで前走国内G3は0-1-0-17。

※阪神開催を含めれば、2022年テーオーロイヤルが本番3着あり

ダイヤモンドSは長距離路線においてメンバーレベルが下がりやすい為、天皇賞春本番には繋がり辛いレースです。

ヘデントールの取捨はダイヤモンドS以前のレースで判断にしたい所ですが、2走前の菊花賞がショウナンラプンタ(阪神大賞典4着)とタイム差無しであることを踏まえれば、ヘデントールはここで天皇賞春のメンバーとペースを経験させて来年狙いたい馬です。

反対にオッズが甘くなりそうな馬は、前走阪神大賞典で59キロを背負って56キロのショウナンラプンタを抜かせなかったブローザホーンでしょう。

✅阪神大賞典組の取捨選択

※阪神開催の2021・2022年を除く、京都開催近8年が対象

天皇賞春といえば、阪神大賞典組の取捨選択。

天皇賞春で好走率が高いパフォーマンスは、

阪神大賞典で『4角4番手以内かつ、勝ち馬から着差0.5程度に纏めること』です。

【阪神大賞典組の内容と天皇賞春での成績】

阪神大賞典4角4番手以内かつ着差0.5以内
該当馬:4-2-3-5 複勝率64.3%
非該当馬:0-2-1-35 複勝率7.9%

阪神大賞典で中段から差して3着以内に好走した馬が京都の天皇賞春で着順を下げる理由は、阪神では直線の急坂で先行馬が崩れた所を差せたケースがある為。
反対に、3〜4角で先団に取り付きながらそのまま直線の急坂でも垂れる事なく好走した負荷は、直線平坦の京都替わりで最後の粘りに活きる経験になると推測します。

※2020年、阪神大賞典を差して1.2着したユーキャンスマイルとトーセンカンビーナが、中山の日経賞を先行して3着したスティッフェリオに本番では先着されたことや、2017年には阪神大賞典でサトノダイヤモンドよりも先行して2着に負けたシュヴァルグランが、本番では着順逆転した事例等

これを踏まえた上で、今年の阪神大賞典組の通過順位と着差は以下の通り。

・サンライズアース  4角1番手 着差-(1着)
・ブローザホーン   4角7番手 着差1.1
・ショウナンラプンタ 4角8番手 着差1.1
・ワープスピード   4角3番手 着差1.8
・ウインエアフォルク 4角10番手 着差2.3

今年はサンライズアースとブローザホーンを評価。非常に強い勝ち方を見せた前者と、昨年も非該当馬ながら本番2着に好走した後者は今年も評価します。

【2025年の該当馬】

サンライズアース

(ブローザホーン)→昨年も非該当馬ながら2着に好走したことを評価

✅天皇賞春ローテ評価

S サンライズアース

A ブローザホーン、マイネルエンペラー

B ヘデントール、シュヴァリエローズ

  ジャスティンパレス、ビザンチンドリーム

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