ローテ考察 桜花賞

コラム

📝重賞ローテ考察 桜花賞📝

『名牝達に肩を並べる桜花賞』

今年の上位人気想定3頭中、エンブロイダリーとエリカエクスプレスの2頭は前走が阪神JFでもチューリップ賞でもない馬。

桜花賞の王道ローテ(阪神JF・チューリップ賞)以外からの好走は、今後のG1好走まで約束された名馬の証でもあります。

以下⭐️印は、近10年の桜花賞3番人気以内馬で、前走が阪神JF・チューリップ賞以外かつ桜花賞3着以内好走馬です。

2024年

1番人気→2着(前走阪神JF)

2番人気→1着(前走阪神JF)

3番人気→8着(前走クイーンC)

2023年

1番人気→1着(前走阪神JF)

2番人気→8着(前走シンザン記念)

3番人気→4着(前走クイーンC)

2022年

1番人気→10着(前走チューリップ賞)

2番人気→4着(前走チューリップ賞)

3番人気→2着(前走チューリップ賞) 

2021年

1番人気→2着(前走阪神JF)

2番人気→1着(前走阪神JF)

3番人気→18着(前走チューリップ賞) 

2020年

1番人気→2着(前走チューリップ賞)

2番人気→1着(前走エルフィンS)⭐️

3番人気→6着(前走シンザン記念) 

2019年

1番人気→4着(前走チューリップ賞)

2番人気→1着(前走朝日杯FS)⭐️

3番人気→3着(前走クイーンC)⭐️ 

2018年

1番人気→2着(前走チューリップ賞)

2番人気→1着(前走シンザン記念)⭐️

3番人気→3着(前走チューリップ賞) 

2017年

1番人気→3着(前走チューリップ賞)

2番人気→12着(前走クイーンC)

3番人気→2着(前走チューリップ賞) 

2016年

1番人気→4着(前走クイーンC)

2番人気→2着(前走チューリップ賞)

3番人気→1着(前走チューリップ賞) 

2015年

1番人気→9着(前走きさらぎ賞)

2番人気→10着(前走チューリップ賞)

3番人気→4着(前走フィリーズレビュー)

⭐️印の4頭、皆さんお分かりでしょうか。

答えは…

・デアリングタクト(三冠馬)

・グランアレグリア(G16勝)

・クロノジェネシス(GP3連覇・G14勝)

・アーモンドアイ(三冠馬・海外含めG19勝)

4頭共、言わずと知れた名牝達です。

それほど、王道以外のローテから人気に押されて桜花賞を好走する事は難しいということ。

エンブロイダリーとエリカエクスプレスの2頭はこの名牝達に肩を並べることができるのか。

そんな視点で見るのも面白い、今年の桜花賞です。

✅今回の馬券構成を紹介

パターン①(3連単)

1列目または1着2.7.9(上位人気3頭)

2列目または2着2.7.9(上位人気3頭)

3列目または3着○○○(穴馬2〜3頭) 

パターン②(3連単)

1列目または1着2.7.9(上位人気3頭)

2列目または2着○○○(穴馬2〜3頭)

3列目または3着2.7.9(上位人気3頭)

パターン②(3連複メイン)

1列目または1着2.7.9(上位人気3頭)

2列目または2着○○○(穴馬2〜3頭)

3列目または3着○○○(穴馬2〜3頭)

今年は上位人気馬3頭、それぞれ強烈なポテンシャルや実績を持っており、この中から桜花賞馬は出そうという気配。

ただし、各馬アッサリ負けた時の言い訳もまたつけやすい印象もあります。

上位人気3頭の決着ではそもそも配当安い為、2.7.9の3頭で決まる馬券はスルー。1〜2頭崩れる可能性に賭けようと思います。

2〜3列目の穴馬に、以下考察からはビップデイジー・ショウナンザナドゥ・ウォーターガーベラあたり。

最終結論はまたXでポストします。

✅桜花賞で穴を出すパターン

今回注目する桜花賞の穴パターンは、近2走において先行して好走よりも差して好走した馬。

例えばチューリップ賞。

開幕前半の馬場状態の為先行有利になりがちで、過去にもモズメイメイやストゥーティ、マルターズディオサ等がチューリップ賞を先行して好走から桜花賞で凡走しています。

・2023年モズメイメイ

チューリップ賞4角1番手1着→桜花賞13着

・2021年ストゥーティ

チューリップ賞4角2番手3着→桜花賞7着

・2020年マルターズディオサ

チューリップ賞4角2番手1着→桜花賞8着

桜花賞は開催が進み馬場が内外フラットになりつつある中で、良馬場なら上級戦を差してきた好走実績が活きてきます。

近10年の桜花賞で当日4番人気以下かつ3着以内に好走した馬は『13頭』、その『13頭中10頭』に該当した条件は以下の通りです。

【桜花賞当日4番人気以下好走馬の共通点】


近走実績

・近2走以内に中山芝1600を除く右回り芝1400〜1600のOP以上で、3角または4角5番手以下の2着以内あり

※前走フィリーズレビュー組は2走前も重賞レース出走であることが条件

【上記該当馬の成績】

近10年着度数:3-3-4-20

複勝率:33.3% 複勝回収率:158.7%

【当日4番人気以下かつ該当の3着以内馬一覧】

・2024年

ライドバック    7番人気3着🥉340

・2023年

コナコースト    6番人気2着🥈310

・2022年

スターズオンアース 7番人気1着🥇360

ナムラクレア    6番人気3着🥉440

・2019年

シゲルピンクダイヤ 7番人気2着🥈400

・2017年

レーヌミノル    8番人気1着🥇480

・2016年

アットザシーサイド 6番人気3着🥉810 

・2015年

レッツゴードンキ  5番人気1着🥇260

クルミナル     7番人気2着🥈610

コンテッサトゥーレ 8番人気3着🥉750

【該当馬かつ4番人気以下想定の穴馬候補】

ビップデイジー

ショウナンザナドゥ

ウォーターガーベラ

✅桜花賞勝ち馬傾向

※近10年が対象

①前走レース
・阪神JF/チューリップ賞/クイーンC
→2020年デアリングタクト、2017年レーヌミノル以外に該当

②前走人気

・G2以上:5番人気以内
・G3以下:3番人気以内
→近10年の勝ち馬全てに該当
③前走着順着差

・G3以上で3着以内かつ着差0.4以内
→対象8年の勝ち馬全てに該当
④近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当

1)芝1600重賞で3着以内かつ着差0.1以内あり

2)芝G1で3着以内かつ着差0.5以内あり
→2020年デアリングタクト以外に該当

【2025年の①〜④全て該当馬】

エンブロイダリー

アルマヴェローチェ

ビップデイジー

✅阪神JF組の取捨選択

※近10年

前走阪神JF組:3-2-0-4 複勝率55.6%
以下傾向該当馬:3-2-0-0 複勝率100%


①前走人気
・5番人気以内
→近10年の3着以内馬全てに該当

②前走着順着差

・2着以内または着差0.0以内
→近10年の3着以内馬全てに該当
③近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当

1) 阪神JFを除く芝1600重賞で1着あり

2)阪神JFを除く芝1600で上がり3F1位の1着あり
→近10年の3着以内馬全てに該当

【2025年の①〜③全て該当馬】

なし

昨年の阪神JFは、京都芝の連続開催の20日目ということもあり馬場の外目が有利な状態。

勝ち馬アルマヴェローチェは直線大外に持ち出しての差し切り、5〜7着が外枠の追込馬で展開はやや後ろに向いていました。

また、1〜3着馬が短縮ローテ馬であったことから、先行馬には厳しい消耗戦だったように思います。

この点において、『Bコース2週目で良馬場の阪神芝1600では求められる適性が異なりそう』と考えられる為、アルマヴェローチェの好走の再現性は慎重な判断が必要です。

なお、アルマヴェローチェは『2走前以前にマイル実績を持っていない事』が過去の同ローテ好走馬と異なる点。馬場が渋った時は評価を上げたい馬です。

✅前走チューリップ賞組の取捨選択

※近10年、G3時含む

チューリップ賞組:2-8-5-33複勝率31.3%
以下傾向該当馬:2-6-2-3 複勝率76.9%


①前走人気
・4番人気以内
→2023年コナコースト、2020年スマイルカナ以外の13頭に該当

②前走着順着差

・着差0.5以内
→2015年クルミナル、コンテッサトゥーレ以外の13頭に該当

③近走実績

・近2走以内に右回り芝OP以上で、4角5番手以下の2着以内あり

※なお、阪神JFで3着以内かつ着差0.2以内馬は該当馬扱いとする
→2023年ペリファーニア、2020年スマイルカナ以外の13頭に該当

【2025年の①〜③全て該当馬】

ビップデイジー

(次点でウォーターガーベラ) 

チューリップ賞組は近走で中段付近から差しての好走実績がプラス。

チューリップ賞の週は開幕前半で内前有利な馬場状態となりやすく、その馬場を活かして先行から好走した馬は、桜花賞で負けるパターンが散見されます。

【近5年の該当例】

・2024年セキトバイースト

チューリップ賞4角1番手2着→桜花賞7着

・2023年モズメイメイ

チューリップ賞4角1番手1着→桜花賞13着

・2021年ストゥーティ

チューリップ賞4角2番手3着→桜花賞7着

・2020年マルターズディオサ

チューリップ賞4角2番手1着→桜花賞8着

ただし、近2走以内にOP以上を差して連対している馬や阪神JFで一定の着順着差に好走している馬は例外。

※レシステンシアやウォーターナビレラなど

ビップデイジーは、チューリップ賞を先行したものの2走前阪神JFでは差して連対した馬。

次点のウォーターガーベラは、チューリップ賞を差して連対した馬ですが近走の着順から前走人気を落としていた点が非該当なだけ。このパターンは2023年桜花賞2着のコナコースト。

コナコーストはチューリップ賞6番人気から差して連対し、桜花賞も好走した馬。

ウォーターガーベラも引き続き穴馬扱いであれば買いたい馬です。

✅考察推奨度(S〜B評価)

S エンブロイダリー

  ビップデイジー

A アルマヴェローチェ

  エリカエクスプレス

B ウォーターガーベラ

  ショウナンザナドゥ

きんけし
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重賞はローテーションの癖で攻略する『重賞ローテ考察』を毎週執筆
平場は厳選勝負予想を公開中

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