ラップ解説
6.8-11.7-12.9-12.4-12.4-13.3-12.4-12.0-11.3-11.4-11.6-11.5-12.1
走破タイム2.31.8
展開解説
✅逃げ馬が不在でダノンデサイルの超スローペース
✅ラスト5ハロンから早くなりロングスパート戦のスピード競馬
隊列解説
スタートでアーバンシックとプログノーシスが出遅れ。
ダノンデサイルが主張し隊列はすぐに決まる。
アーバンシックが押して前へ先行したが折り合いを欠く、ジャスティンパレス、ローシャムパーク、プログノーシスも折り合いを欠く。
特にローシャムパークは酷く折り合い欠いていた。
ダノンデサイル、ベラジオオペラの隊列で1000m62.9とかなりスローの流れになった。
ラスト1000mはスパートが始まり、ここから外を回したディープボンド、ハヤヤッコ、シャフリヤール、シュトルーヴェ、プログノーシス、ダノンベルーガは不利が大きかった。
また、アーバンシックやジャスティンパレスはスタミナのある持続型の馬で、内を回したのはスピードに乗せきれず不利と考える。
各馬評価
1着レガレイラ
中山でスローペースとは言え、先行してポジションを取れるようになった点は評価でき、再現度が高い乗り方。
コーナー綺麗に外に出せ、中山巧者と言って良い。
2着シャフリヤール
不利な外枠からのレースで終始外を回す不利。
最後一気に仕掛けて一旦先頭に立つもレガレイラに差し返された。
有馬記念とは言えスピード競馬になったのは上手く噛み合ったと言える。
それにしてもこれで脚伸ばせるのは凄く強い。
3着ダノンデサイル
ハナを取り後半力勝負で展開は向いた。
逃げ馬不在だったがこの馬が引っ張る形は想定外ではあったが、奇策横典が炸裂。
横山騎手は穴馬で奇策をとり完璧にハマった際に凄い騎手と扱われるが、逆に正攻法のレースが出来ないため強い馬に乗った際に奇策しか取れず負けるパターンが多い。
来年ルメールが乗ればレガレイラと共に中距離では活躍すると思うが、逃げた反動や継続騎乗で奇策に頼られると評価が難しくなる。馬は強い。
4着ベラジオオペラ
スピード競馬となり完全にこの馬の好きな展開となった。
この馬を3番人気に推した世間の馬券師達には脱帽するほど。
明らかに2500は距離は長いので来年はこうはいかないだろう。
5着ジャスティンパレス
序盤は折り合い欠いていたし、内を回して仕掛け遅くスピード競馬に対応する瞬発力もない。
外回してスムーズに加速させれば際どかったはず。天皇賞春で買いたい馬。
6着アーバンシック
この馬もジャスティンパレスと似たタイプで、内からキレ負け。
外回せばもっと変わっていた。天皇賞春で買いたい馬。
7着ローシャムパーク
折り合いを欠き、外を回して伸びてきた馬。
不利がありながらのレース。スピードは足りていたのでこういう展開は得意で大阪杯で狙いたい馬。
BCターフの走りからも能力は評価して良い反面、折り合いやポジションが非常に重要で、今回は比較的上手く乗った方。
9着ダノンベルーガ
外回しての不利がありながらも伸びてきた。
3コーナーの勝負どころでついて行けないところがあったが直線は巻き返していた。
日本の競馬が合ってないように感じるので海外の超長距離とかの方が良いのでは?とすら感じる。馬は毎回弱くないが好走のビジョンが湧かない。
12着ブローザホーン
タフな馬場向きの馬でスピード競馬に対応できず。それにしても走れておらず寒い時期は苦手な可能性もある。
今年7戦もしており少し休ませて阪神大賞典からまた期待したい。
次走注目馬
A評価:アーバンシック、ジャスティンパレス
B評価:シャフリヤール、レガレイラ
C評価:ダノンデサイル
度外視:ローシャムパーク