菊花賞馬体診断

コラム

菊花賞馬体診断

・アーバンシック A評価80点

胴に伸びがあり四肢が長くストライドの大きな走りにつながっている。後肢は緩やかなカーブをした曲飛の造りでバネ感があり持続力も兼ね備えており今回の舞台は良さそう。仕上がり面では一度使われた事でスッキリとしてきており薄らと肋骨を見せ毛艶よく馬体のメリハリもあり良好。

・アドマイヤテラ A評価70点

スッキリとした馬体で素軽さがあり、後肢は直飛の造りでストライドが伸びる。後肢がかなり長く腰高に映る部分はあるがその分ストライドが大きくなり距離延長は問題なさそう。馬体はまだこれからの成長の余地を残すが現状ではハリツヤも良く後肢には血管が浮き上がり仕上がり良好。

・ウエストナウ B評価55点

長躯短背でまとまりのある馬体。肉付きが良く少しパワフルな馬体をしており距離の限界はあるか。前走一度使われた事でハリ感は良くなってきておりトモのボリューム感も良くなった。

・エコロヴァルツ A評価75点

背中が短く腹側のラインは後駆へかけてキレ込む形で後肢は直飛の造りをしておりストライドが大きく伸びる。少し肉付きが良いため延長は歓迎では無いがうまくタメが効けば弾けてもいい。仕上がり面では前走使われた事でスッキリとし、トモのボリューム感、ハリ毛艶とかなり良くなってきたのでは。

・コスモキュランダ B評価60点

胴回りに伸びがあり腹袋も大きくキレる脚こそ無いがタフなレースや持続力の求められるようなレース向きの馬体。3000mは少し長い印象も。一度使われ大きな変化こそ無いもののお腹周りは少しスッキリとし順調に良化。

・ショウナンラプンタ S評価95点

しっかりとした骨格、肉付きからも大型馬。長躯短背のフォルムではあるが少し胴回りにゆとりがあり後肢は直飛の造りでストライドが大きく伸びる。馬格があり筋肉量も一定以上にあるため距離への課題は感じるが、仕上がり面では馬体のハリは目を引くものがありメリハリも抜群でダービーから成長している。

・ダノンデサイル A評価70点

筋肉量豊富で馬格があり見栄えする馬体。胴回りには気持ち余裕があるタイプで後肢は曲飛の造りをしておりバランスの取れた馬体。仕上がり面では皐月賞時の馬体写真を見てかなりいい。と高評価していたがそこと比較すると休み明けの分多少の余裕があり良化の余地を残すが一定の仕上がりにはありベストではないものの力は出し切れるか。

・ピースワンデュック B評価65点

小柄でスッキリとしたバランスの良い綺麗な馬体。素軽さがあり長躯短背で柔らかさ際立つ。直飛でストライドが伸びるタイプで馬体を含めても距離延長は歓迎のタイプ。仕上がり面では少しハリ感が物足りず上昇の余地を残すもののメリハリは効いていて仕上がりは上々。

・ビザンチンドリーム B評価50点

脚が長くバランスの良い綺麗な馬体で後肢は直飛の造りをしておりストライドが大きな走りをするため広いコースが合う。春と比較して背が伸び肉付きがよくなり成長感じる馬体。仕上がり面では前哨戦と比較するとメリハリは効いてきているがもう少しハリ感が欲しい。

・へデントール A評価85点

背中・胴回りに伸びがありゆとりのある馬体。大きな腹袋を持ちながらもスラっとみせた綺麗で素軽さのある馬体で四肢をスラっと見せており後肢は直飛の造りでストライドが大きく伸び距離延長は歓迎。まだ成長の余地は残すが毛艶良く馬体のハリツヤも抜群で仕上がりは良い。

・メイショウタバル C評価40点

肉付きが良くふっくらとした馬体でトモがやや薄く後肢は曲飛の造りでピッチの効いた走りから安定した先行力に繋がっている。仕上がり面では悪いとは言えないが馬体のハリツヤは春の方が仕上がり良さそうで、トモのボリューム感も少し寂しい。

・メリオーレム B評価55点

長躯短背でバランスの取れた綺麗な馬体をしており特に四肢が長く、後肢の造りは直飛のでストライドが大きい走りに。腹袋も大きくトモの横幅もあることから持続力に長けたタイプで、胸の深さもしっかりとあり豊富なスタミナを持っていそう。仕上がり面では前走時点でかなりの仕上がりの良さが目立ちそこから更にとはいかないが、一定のデキはキープ。

〜馬体評価まとめ〜

ショウナンラプンタ S評価95点

へデントール A評価85点

アーバンシック A評価80点

エコロヴァルツ A評価75点

ダノンデサイル A評価70点

アドマイヤテラ A評価70点

ピースワンデュック B評価65点

コスモキュランダ B評価60点

ウエストナウ B評価55点

メリオーレム B評価55点

ビザンチンドリーム B評価50点

メイショウタバル C評価40点

〜馬体をみた感想〜

仕上がり面から期待したいのはショウナンラプンタ、へデントールの2頭。ショウナンラプンタはダービー、神戸新聞杯である程度勝負づけはついていそうで、へデントールについては上がり馬でどこまでやれるか未知数な部分はあるけれど、2頭とも仕上がり面はかなり良くここを目標にしっかりと仕上げてきた印象。

この記事を書いた人

馬体ばかりを見ている5人の子供を持つ父です。
フォトパドックやレース前パドックを見て推奨させていただいたりしています。

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