ローテ考察 札幌記念

コラム

📝ローテ考察 札幌記念📝

✅『勝ち馬傾向』

今回はいつもと違った切り口から。

近10年でも、2018年以降と2017年以前では傾向が変わるのが札幌記念。

近年はG2以上の実績がより重要で、2018年以降の勝ち馬6頭全てが、以下傾向の該当馬。

①近6年の勝ち馬に共通する近走実績
1)芝2000〜2200のG2以上で1着あり

2)芝G1で3着以内または着差0.6以内あり

2015年〜2017年の勝ち馬は上記を満たしていない馬、2014年の勝ち馬はクラシック実績のある52キロの3歳牝馬だった。

3着以内馬においても、2018年以降の6年間18頭中17頭が上記何れかを満たしている馬で、近年の好走ボーダーは高い。

また、前走ローテは前走安田記念が2-2-1-5の複勝率50%、より短い距離の経験は活きるレースで以下傾向も押さえておきたい。

②近5走に芝1600〜2000の重賞で1着あり

まとめとして、

①の該当馬はジオグリフ,シャフリヤール,ステラヴェローチェ,チャックネイト,ノースブリッジ,プログノーシスと6頭。

ただし、②まで加味すると、勝ち馬傾向該当馬はプログノーシスのみとなる。

金鯱賞1着→QE2世C→札幌記念は、昨年1着時と同じローテで再現性あり、ここは相手に穴馬を探せるかどうかの一戦。

『安田記念組×○○で近10年複勝率80%』

✅札幌記念 主要ローテの好走傾向

・安田記念組(2-2-1-5 複勝率50.0%)

札幌記念に好相性のローテは前走安田記念組。

昨年はジャックドールが本ローテにて1番人気で6着に負けましたが、実は好走傾向に合致していませんでした。

①安田記念組の好走傾向となる近走実績
・近5走以内に芝G1で、『上がり3F3位以内』の、3着以内または着差0.5以内あり

→2014年ホエールキャプチャ以外に該当

近10年該当馬:2-2-0-1 複勝率80.0%

同期間非該当馬:0-0-0-4

【2024年該当馬】

ステラヴェローチェ

また、補足傾向としては、以下②③。

②前走7番人気以内

→近10年の3着以内馬全てに該当
③前走4着以内または着差0.2以内

→2014年ホエールキャプチャ以外に該当

③まで見るとステラヴェローチェは圏外となりますが、母数が少ない中でホエールキャプチャ様な巻き返し例が出るという事は、距離・回りが異なる安田記念で好走する事は絶対的な要素ではなく、ローテ考察としては、推奨したい1頭になります。

✅札幌記念 全頭診断

✅1枠1番ドゥラエレーデ→B評価

芝は内有利のトラックバイアスを想定。

変則的なローテの本馬は、脚質と馬場がマッチしそうという点のみで印を打つ。

かなり昔の話にはなるが、ホープフルS1着時も右回り芝2000×内有利トラックバイアスで先行競馬だった。

武豊騎手継続ならなお良かった。中1週ローテは未勝利1着以来で強調は出来ず。

✅2枠2番ジオグリフ→B評価

右回り芝1800〜2000:2-0-1-1

着外はG1大阪杯の着差0.3。

前走安田記念の東京1600からはパフォーマンスUPが見込めるコース。

安田記念組の好走傾向には該当していないが、上がり3F上位で差し切るタイプでは無いだけに、コース替わりの内枠はプラスになる。

✅2枠3番ボッケリーニ→A評価

8歳だが近走も年齢は感じさせない。

距離は2200〜2500に良績多いものの、2000も十分守備範囲。

右回り芝2000のOP以上は1-3-0-0。

勝ち味に遅いだけに、プログノーシスの相手探しと考えるなら6番人気は美味しい。

✅3枠4番シャフリヤール→C評価

人気馬では評価が難しいのが本馬。

ローテ的には昨年もドバイ帰りで大敗、馬場が特殊ではあったが今年人気になるには昨年から明確に改善されるポイントが欲しい。

ベストは大箱の2400と思っているので、プログノーシスとジオグリフは評価するだけに、馬券を買うなら本馬は少し下げて考えたい。

✅5枠5番チャックネイト→C評価

ボッケリーニをより2200寄りにしたイメージで、良馬場の2000よりはもっとタフな条件の方で買いたい。今回は様子見。

✅5枠6番トップナイフ→B評価

昨年の札幌記念2着馬。

昨年の横山和生の好騎乗+55キロを加味すると、今年のテン乗り田辺騎手+58キロでは再現性という点でどうか。

ただし、前有利の右回り2000ではドゥラエレーデとワンツーした事があるだけに、逃げて展開ハマればセットで好走してもおかしくはない。押さえる。

✅6枠7番ホウオウアマゾン→C評価

近走距離を伸ばしているものの、2000では見どころが少ない。人気薄だが6番手以内に評価出来る材料は見つけられず、現状は様子見。

✅6枠8番アウスヴァール→C評価

前走は古川騎手の好騎乗もあって3着。

斤量+4キロ増とメンバー強化、ドゥラエレーデ,トップナイフとの同型争いが懸念。

単騎逃げならという気もするが、今回は様子見。

✅7枠9番ステラヴェローチェ→A評価

ローテ視点では、好走率トップの安田記念組好走傾向該当馬。

右回り芝2000以上では、2走前のG1着差0.1に加え、皐月賞3着と有馬記念4着。

2歳時はマイルでも活躍したが、古馬混合マイルG1は流石にスピード不足の印象、コース替わりはプラスになる。

内前有利のトラックバイアスに後方からの差しになると展開負けする懸念もあるが、4番人気なら相手には入れておきたい。

✅7枠10番モズゴールドバレル→C評価

芝2000以上の好走無く、牡馬相手に出し抜くなら内枠が欲しかった印象。今回は様子見。

✅8枠11番プログノーシス→S評価

ローテ考察勝ち馬傾向単独該当馬。

昨年と同じローテも再現性が見込めるし、2走前金鯱賞の勝ち方を見ても昨年比で更にパワーアップしている印象を受ける。

今年こそ天皇賞秋を獲る為に、ここは通過点でいて欲しい。

枠も、内すぎるよりは少頭数なら外枠で良い。

1着固定の本命。

✅8枠12番ノースブリッジ→C評価

外枠だが差してキレる脚は無いタイプ。このメンバーで好走するならAJCCの様な好位抜け出しをイメージして、内枠が欲しかった印象。

好位につけた場合、終始外を回るロスが懸念で、今回は様子見としたい。

✅ローテ考察推奨ランキング

1位 プログノーシス   S

2位 ステラヴェローチェ A

3位 ボッケリーニ    A

4位 ジオグリフ     B

5位 ドゥラエレーデ   B

6位 トップナイフ    B

✅推奨買い目

プログノーシスからなので、シャフリヤールを買わないことで配当期待値を上げる。

3連複または3連単フォーメーション

11→1.2.3.6.9→1.2.3.6.9

3連複は10点15倍〜

3連単は20点40倍〜

ガミは無さそうで、安いとこは買い足しもアリ

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