エルムS ローテ考察

コラム

📝エルムS ローテ考察📝

✅『勝ち馬傾向』

※函館開催の2021年を除く近9年が対象

※前走海外馬は国内の前走でカウント

①前走クラス
・中央OP以上

→2016年リッカルド以外に該当


②前走距離
・1700以上

→対象9年の勝ち馬全てに該当

③前走からのレース間隔

・中12週以下

→2014年ローマンレジェンド以外に該当


④前走人気
・OP以上かつ6番人気以内

→2016年リッカルド以外に該当


⑤前走着順着差
・G3以上:不問

・OP以下:3着以内または着差0.6以内

→対象9年の勝ち馬全てに該当


近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)右回りダート1700のOP以上で、4角3番手以内または上がり3F1位の、2着以内あり
2)ダート1800のG3以上で、3着以内または着差0.3以内あり

→2016年リッカルド以外に該当

2024年の①〜⑥全て該当馬

ミトノオー

ナチュラルハイ

✅マリーンS組の取捨選択

前走マリーンS組は、札幌開催近9年エルムSで6勝,3着以内馬計10頭の主要ローテであり、昨年も6番人気1着と10番人気3着が同組でした。

毎年出走頭数も多く、同組の取捨選択は1つのポイントです。

マリーンS組で狙いたいのは、2番手以内の先行競馬をしていない馬。

【前走マリーンS組のエルムS勝ち馬】

2023年

1着セキフウ

→マリーンS4角5番手上がり3F1位で3着

2022年

1着フルデプスリーダー

→マリーンS4角3番手で1着

2020年

1着タイムフライヤー

→マリーンS4角5番手上がり3F1位で1着

2019年

1着モズアトラクション

→マリーンS4角6番手上がり3F1位で2着

2018年

1着ハイランドピーク

→マリーンS4角1番手で2着

2015年

1着ジェベルムーサ

→マリーンS4角4番手で3着

6頭中ハイランドピークを除く5頭が、マリーンSで4角3番手以下の3着以内だった馬。

OP→G3へのローテですので、『OPで負け過ぎてる馬のG31着までは期待薄』で、まず3着以内馬から入ること。

また、先行勢のメンバーレベルが上がる事で、『OPを逃げ先行で好走した経験はG3で通用し辛い』ということ。

今年のマリーンS3着以内馬は、ナチュラルハイ、サンテックス、テーオードレフォン。

この内、逃げと番手で好走したサンテックスとテーオードレフォンは、プロミストウォリアやミトノオーの参戦で展開に恵まれない可能性あり。

同組では、少しでも差しに回れるナチュラルハイに注目します。

また、マリーンS組では無いですが、サヴァは大沼Sでナチュラルハイに1キロ重い58で差し勝った馬。

なお、マリーンS組では、今回出ませんがトウセツが次走注目。

1.2.3.5着が4角4番手以内の中で、4角11番手から上がり3F1位の4着。1700よりも1800〜1900がベターに感じます。

✅該当馬複勝率70%超えの条件

エルムSは、当日上がり3F2位以内馬が札幌開催の近9年で8-3-3-6(複勝率70%)

そこで、複勝率70%をボーダーとして、近走の上がり3F経験を意識した好走条件を2つ紹介します。

該当馬は3頭には注目です。

・条件A

右回りダート1700で、2角3番手以下かつ4角2番手以下+上がり3F2位以内の1着あり

→該当馬着度数:1-3-1-2 複勝率71.4%

【2024年該当馬】

サヴァ

・条件B

右回りダート1700〜1800のOP以上で、2角3番手以下かつ4角2番手以下+上がり3F1位の2着以内あり

→該当馬着度数:3-2-2-3 複勝率70.0%

【2024年該当馬】

ナチュラルハイ

✅出走馬全頭診断

※想定人気はnetkeiba様木曜日時点のものとなります

✅ドゥラエレーデ(想定1番人気)

3走前の東京大賞典3着と4走前のチャンピオンズC3着は、どちらも先行馬有利の流れを活かしており、少なからず展開は向いている。

マイルで展開向かなかった2走前は3番人気で12着に負けており、今回1番人気にしては危うさもある。

ドバイWCから4ヶ月振り、追い切りは単走でまだ仕上げ途上な感じもするだけに、個人的に重い印は打ち辛い。

✅ミトノオー(想定2番人気)

逃げ馬候補の1頭で、テーオードレフォンやプロミストウォリア等同型との兼ね合いが鍵。

また、前走は逃げ先行馬と道中内を追走した馬の決着で、馬場・展開は向いた印象。

逃げてナンボの馬は、逃げれない時にアッサリ負ける可能性あり、個人的に重い印は打ち辛い。

✅ナチュラルハイ(想定3番人気)

エルムSと相性の良いマリーンSを差して勝った馬。ただし、実績の乏しさをどう考えるかがポイント。

マリーンS組のエルムS好走馬は、同レースより前にダートOP以上で連対しており、これに該当していない馬は、札幌開催近9年で2018年ハイランドピークのみ。

ナチュラルハイは2走前にOPの大沼Sで連対しており、実績乏しく見えるが字面の部分はクリアしている。

札幌ダート1700:2-0-0-0、7月〜8月:4-0-0-0

コースと季節への適性は他馬比較でも大きな加点要素になる。

✅ユティタム(想定4番人気)

前走は、1.2.4.5.6.7.8着が3角10番手以下の差し追込戦。本馬は3角4番手かつ59キロで10着も言い訳つく内容。

ここで3角5番手から3着に好走したアクションプランが、次走大沼Sでも3着に好走した。

ただし、アクションプランはその大沼Sでサヴァとナチュラルハイに負けているだけに、アクションプランを物差しにするとユティタムがサヴァとナチュラルハイを逆転するには別の要素を考える必要あり。

✅テーオードレフォン(想定5番人気)

前走マリーンSは、逃げ先行馬に少なからず展開が向いていると判断するだけに3着は特に評価しない。

ただし、直近は逃げての競馬だが、5走前以前は番手からの競馬をしており、6走前はナチュラルハイと同斤量で勝ち切っている。

ミトノオーとプロミストウォリアがハナ争いで飛ばした場合、3番手にハマって後続に蓋をし後方ノーチャンスの展開を作る事が出来れば、好走するイメージは持てる。

コース・季節適性での上積みは感じない。

✅プロミストウォリア(想定6番人気)

1年1ヶ月振り、休み前は5連勝で重賞も2勝しているだけに、ポテンシャルは上位。

1勝クラス時は1年2ヶ月振りで1着あるも、もちろんクラスが異なるので鉄砲問題なしとは言えず。

北海道競馬は初、1700は3年前4着の1回のみ、実績以外に買い材料が見つけられず、今回は人気無ければ押さえておく程度が妥当か。

✅サヴァ(想定7番人気)

ローテ考察視点で高評価。

『右回りダート1700で、2角3番手以下かつ4角2番手以下+上がり3F2位以内の1着あり』

→該当馬着度数:1-3-1-2 複勝率71.4%

上記に唯一該当した馬で、大沼Sではナチュラルハイより斤量+1キロで勝っており、今回は斤量減となるのも魅力。

岩田騎手で前走の再現性を見込むなら、内枠が欲しいところか。

✅ペイシャエス(想定8番人気)

マーチSではミトノオーから3馬身。

1700はやや短いとも思われ、展開に恵まれたいところだが上がりの脚が重要なエルムSではどうか。

ここは休み明けで、前走と3走前の好走は叩いて2戦目なだけに、今回は様子見。

✅フルム(想定9番人気)

主戦場は1200〜1400のスプリント。

左回り4-2-4-6に対し、右回り1-0-3-6であり東京または中京がベスト。

前走内容だけだと、逆転までの要素は見当たらない。

✅ベルダーイメル(想定10番人気)

フルムに近い事が言えるが、この馬も左回りの方がベター。

(左回り4-3-0-7に対し、右回り2-0-3-16)

ダート1700も1-0-0-5と適性面での上積みは感じず、秋の東京1600で狙いたい。

✅ヴィクティファルス(想定11番人気)

人気は無さすぎる様に感じるが、ここ2走は流石に負けすぎで扱いが難しい。気持ち次第というコメントもあり、次走以降1800辺りでブリンカーして来たら一変警戒。

✅シルトプレ(想定12番人気)

昨年のエルムSは、3着馬と着差0.1の5着。

5走前の日本テレビ盃では、昨年のエルムS勝ち馬セキフウと同斤量で着差0.1。

展開向けば3着突っ込んできてもおかしくなく、2桁人気なら印は回したい。

✅ホウオウアマゾン(想定13番人気)

初ダート、兄弟にダート1700OP実績馬もおらず、適性も不明で激走されたら諦めたい。

同じ2桁人気ならシルトプレを買う。

✅タガノクリステル(想定14番人気)

重不良は右回りダート1700含めて4-2-1-1。

一変あるなら馬場は最低条件。

✅ローテ考察推奨ランキング

1位 ナチュラルハイ

2位 サヴァ

3位 シルトプレ

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