ラップ解説
11.4-10.2-10.7-11.1-11.9-12.6
前後半32.3-35.6
走破タイム1.07.9
展開解説
開幕週にも関わらず小倉の馬場は高速馬場とならず、土曜日から比較的時計の掛かる馬場だった。
前半32.3はかなり早いのだが、向正面では追い風でスピードが出やすかった。
後半は35.6でピューロマジックが逃げ切れるような馬場で、走破タイムも1.07.9と早くない。勝ち馬は展開に恵まれての勝ちであった。
馬場は後半が時計が掛かったので外を回しても不利は少なくフラット。
隊列解説
スタートからピューロマジックのテンの脚がかなり早く楽にハナを取る。逆にジャスパークローネは出遅れてしまう。
隊列はピューロマジック、ペアポルックス、押して押してテイエムスパーダ、外にヨシノイースターが後続2馬身ほど離して先行。
サーマルウインド、バースクライ、ナナオ、かかり気味にグランテスト。
直線はモズメイメイがサーマルウインドに被されて無理に進路をこじ開ける。
サーマルウインドが外に寄れてエイシンスポッターの進路がなくなりブレーキを掛ける。
カンチェンジュンガも進路をカットされ切り返すロス。
モズメイメイの後にいたメイショウソラフネも進路がなく追えず終い。
後方大外からは唯一ショウナンハクラクが伸びていた。
各馬評価
1着ピューロマジック
テンの脚が早くハナ、スピード活かして競られる事なくスムーズな競馬。
直線も時計が掛かって比較的楽に進めることができた。テンの速さは評価できるがタイムやメンバーからも過剰に評価は禁物
2着ヨシノイースター
高速化しなかったので1頭分外を回してもデメリットはなかった。
むしろポジション取れ展開も恵まれ揉まれず不利少ない展開だった。
3着モズメイメイ
中団インベタで控えての競馬。
直線はサーマルウインドが被せてきたのを無理やり進路をこじ開けて伸びてきた。
テンのスピードで逃げて粘り込むタイプだったのが、控えて結果が出たのは力をつけていていると感じた。
時計が掛かった方が良いタイプで馬場は向いた。
4着カンチェンジュンガ
サーマルウインドが寄れた事により進路をカットされ切り返すロスがありながらの4着。
春雷Sでは外回されて5着と力を見せており、今回最も次走巻き返しに期待したいと感じた1頭。
5着ショウナンハクラク
後方大外から唯一伸びてきた馬で、自分の能力分は確実に走ってくるタイプ。
醍醐Sは高く評価しているので、展開一つ。
時計が掛かってフラットとは言え、開幕週で大外は不利が大きい。
6着ナナオ
コーナー外回した馬で、似たポジションのバースクライと比較すると強い競馬をしており能力は評価する。
斤量恵まれた分もあるので評価は難しいが、見せた能力は高い。次走オッズ見て評価したい
7着メイショウソラフネ
想定以上に行き脚つかずで中団インベタ。
直線はモズメイメイの後ろで追い出しが遅れてしまい力を出しきれず。
キレる脚もないのでもう少しポジションが欲しかった。
8着エイシンスポッター
サーマルウインドが寄れた事により減速の不利。再度伸び返しており着順以上には評価したい。
10着バースクライ
終始外回したロスがあったが、馬場的にはフラットで似たポジションのナナオと比較しても不満のある着順。
オーシャンSは展開が向いての3着。シルクロードは見直し可能な内容だけにもう少し走れて良かったと思う。
発走前の陣営コメントは調子良さげなコメントだったのでなんとも。
前走がよかったので内枠で前に馬を置いて脚を貯める流れが良いように思う。
14着グランテスト
折り合い欠く。2走前の3勝クラスの小倉でも負けており、輸送があると厳しいタイプ。
関西圏のレースで期待。
16着ジャスパークローネ
スタート出遅れで惨敗。斤量も厳しく見直し。
次走注目馬
A評価:カンチェンジュンガ
B評価:エイシンスポッター
C評価:ナナオ、グランテスト、ショウナンハクラク
度外視:ジャスパークローネ