重賞ローテ考察 マーメイドS
✅京都開催は今週からDコースで、マーメイドSはDコース2日目
→先週からのトラックバイアスの変化に注意
なお、近10年の阪神開催時は、
2014〜2020年阪神Aコース4日目
2021〜2022年阪神Bコース2日目
2023年のみ阪神Bコース6日目
1〜3着馬が全て前走G3以上だったのは、Bコース6日目の昨年のみ。
開催が進む→梅雨時期で馬場が荒れてタフさが要求→前走の格(タフな経験)が軽斤量の恩恵を凌駕した?という仮説を考えつつも、この年はイレギュラーとしてカウント可能。
つまり、基本的には格下ローテが優位というのが考察の入り口です。
✅『勝ち馬傾向』
①所属
・関西馬
→近10年の勝ち馬全てに該当
②前走クラス
・3勝クラス〜G3
→近10年の勝ち馬全てに該当
※G2以上は斤量差が響く
③前走着順着差
・着差0.6以内
→2021年のシャムロックヒル以外に該当
④斤量増減
・±0以下
→2017年のマキシマムドパリ以外に該当
⑤近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)右回り芝1800〜2200で4角6番手以内または上がり3F3位以内の1着あり
2)芝1800〜2000重賞で着差0.6以内あり
→近10年の勝ち馬全てに該当
【2024年の①〜⑤全て該当馬】
エーデルブルーメ
ピンハイ
タガノパッション
ラヴェル
セントカメリア
ベリーヴィーナス
✅『3勝クラス組 好走傾向』
3勝クラス組(7-3-1-48) 複勝率18.6%
本来はパールS組(5-1-1-16)が好相性で有名ですが、パールSの距離変更(1800→2000)とマーメイドSの開催場変更(阪神→京都)を加味すると、今年も直接繋がるかは未知数として、3勝クラス全体で見ていきます。
①所属
・関西馬
→2015年のマリアライト以外に該当
②前走距離
・1800〜2000
→2015年のマリアライト以外に該当
③前走着順着差
・着差0.5以内
→2021年のシャムロックヒル以外に該当
④斤量増減
・-2以下
→2015年のマリアライト以外に該当
⑤近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)芝1800〜2200で4角6番手以内または上がり3F3位以内の1着あり
2)芝重賞で着差0.4以内あり
→近10年の3着以内馬全てに該当
【2024年の①〜⑤全て該当馬】
ベリーヴィーナス
①②④はマリアライトだけが非該当だった項目であり、後にG1馬となるマリアライトが、いかにイレギュラーな存在だったか良く分かります。
今年、川田騎手騎乗のエーデルブルーメは、3勝クラスを勝ち上がるのに5戦要している中で前走比は-1キロと斤量の恩恵は少なく、人気馬なだけに難しい選択になりそうですね。
✅『OP/L組 好走傾向』
OP/L組(2-1-2-10) 複勝率33.3%
①前走人気
・6番人気以内
→近10年の3着以内馬全てに該当
②前走着順着差
・着差0.6以内
→近10年の3着以内馬全てに該当
③近走実績
・近5走以内に、芝重賞で着差0.6以内あり
→近10年の3着以内馬全てに該当
【2024年の①〜③全て該当馬】
ピンハイ
OP/L組は、回りも距離も幅広い前走から好走馬が出ています。
今年の好走条件該当馬はピンハイですが、ピンハイは、最終追い切りパターンが1つの判断材料になります。
【ピンハイ最終追い切り時成績】
CW時:2-2-1-2(重賞2着3着含む)
坂路時:0-0-0-4(オークス4着あり)
その他:0-0-0-1(前走が栗東芝コース)
今回の最終追い切りは栗東坂路。
全体55.3→12.8 (14.4→14.6→13.3→12.8)
坂路で時計を出すタイプではないので、遅さは気になりませんが、過去の好走パターンと比較すると歓迎できる内容では無いかもしれません。
また、近10年の前走OP組好走馬は、5頭全て近5走以内に重賞で着差0.6の実績持ち。ここをボーダーラインとすると、セントカメリアとジューンオレンジは少し物足りなく感じます。
✅『ローテ考察推奨ランキング』
1位 ベリービーナス
2位 タガノパッション
3位 コスタボニータ
4位 ピンハイ
5位 アリスヴェリテ