ラップタイム
11.9-10.4-11.1-11.7-11.6-11.7
33.4-35.0
走破タイム:1.08.4
展開解説
良馬場とは言え時計のかかる展開となった今年の函館スプリントですが、前半は33.4と速い流れ。
後半は35.0で、ラップ幅が小さく先行馬にとっては消耗戦。
差し馬は外を回す不利が多く距離ロス観点から届かない展開でした。
隊列の有利不利
先行したのは内枠からカイザーメランジェがハナをとり、出負けしたが二の足の速いアサカラキング、カルネアサーダ、ビッグシーザーの並びに内にサトノレーヴ。
インベタしたのが、カイザーメランジェ、サトノレーヴ、オタルエバー、シナモンスティック、サウザンサニー、セッション
先行は消耗戦で1200m以上のレースに適性のあるレースで、インベタ中団差しが展開に恵まれた。
各馬評価
1着サトノレーヴ
先行負荷がありながらだが先行して崩れずの勝ち切り。道中インベタで運べたのも展開が向いた。
個人的にはもっと強い競馬をすると思っていたが、タイムが08.4なので差は大きくならず、過大評価も過小評価もしづらい。次走のパフォーマンスにも期待。
2着ウイングレイテスト
先行負荷や外回した負荷がありながらの好走で展開不利ながら適性面は向いた。
次走時計勝負になった際のパフォーマンスがどうか楽しみ。
もちろん時計がかかる展開では引き続き評価できそう。
3着ビッグシーザー
この馬も先行負荷や外回した負荷がありながらの好走。
この馬はオーシャンS:1.08.0、淀短距離:1.08.6からも時計のかかる展開向き。
今回の展開でも崩れず走れているので、スプリント界隈では上位評価できる。
4着サウザンサニー
後方インベタの展開が向いた。
4歳馬ながら、あわや3着に迫っており、ゴール後も伸びている。直線は長くても良さそう。
5着オタルエバー
インベタ中団差しの最も展開の恵まれたところ。評価できず。
6着ゾンニッヒ
後方から外回すロスが大きく直線もかなり外を走っていながら伸びてきた。
距離ロスが大きく次走巻き返し期待。
7着キミワクイーン
スタント良かったが控えて10番手から外回しての差し。ロスの大きい競馬。
8着セッション
インベタ最後方。スプリントは忙しく対応できなかった。
9着アサカラキング
出負けから二の足で2番手を確保するも直線崩れる。先行負荷は大きかった。
展開の向いた阪急杯が過剰に人気したが、この時の道中はインベタでハナと展開も向いている。
初速の遅さや控えての立ち回りなど課題は多いが、まだ強くなれる馬。
10着ジャスティンスカイ
初重賞挑戦で追走だけで苦しくなった。
この馬にとって11.9-10.4は相当早かったようで、距離伸ばすか、力をつけるのを待ちたい。
次走注目馬
A評価:ゾンニッヒ、ウイングレイテスト
B評価:サトノレーヴ
C評価:ビッグシーザー
度外視:アサカラキング