ラップタイム
12.4-10.8-11.5-11.5-11.5-12.1-12.8-12.9-13.4-12.2-11.5-11.4
走破タイム2.24.0
展開解説
前半1000mは57.7と超ハイペースであったが、前2頭を除くと59.5(手動測定なので推定)と実際は平均より少し早いペース。
その後もペースはゆったりしており、3ハロンの瞬発力戦となった。
1000m以後から直線3ハロン間がゆったりで隊列が凝縮し、差し有利の展開となる。
ラスト3ハロンは12.2-11.5-11.4の加速ラップで着差以上に強いレースをした。
各馬評価
チェルヴィニア
スタートは出負けし、外枠の馬が前に切り込んで最後方からとなったが、すぐにスッとポジションを取る。
外めを追走で馬場の良いところで、しっかり前に馬を置いて折り合わせており完璧。
コーナーでは追い出しを我慢させていたが進路は確保してストレスなく追い出して完勝。
これ以上なく好騎乗だが、ラスト加速ラップで能力も評価。
ステレンボッシュ
中団からのレースで3コーナー時点ではチェルヴィニアとポジション差はほとんどなかった。
4コーナーから周りが外を意識する中、戸崎騎手は内を選択(アドマイヤベルに被されてしまい選択せざるを得なかった)
Bコース2週目だが見た目は少し荒れており、外回した方が結果論正解だっただけに、この点については勝負の世界。
捌いて抜け出すところも上手く、直線伸びて2着。チェルヴィニアが加速ラップじゃなければこの馬が勝っていただけに負けて強い内容。次走も十分期待できる。
ライトバック
出遅れ、スタートから1コーナーまで折り合いを欠くが、その後は問題なく折り合えていた。
コーナーは完全にチェルヴィニアをマークした進路でスムーズ。直線は進路を探す場面も見られたが上手く進路見つけ良く伸びての3着。
チェルヴィニアには0.4秒差付けられたが、この馬以外では展開や気性次第で今後G1届いてもと思うほど。
クイーンズウォーク
スタートが上手く、内枠だったがその不利が全くなかった。
5番手追走で終始スムーズ。最後はキレ負け。
仕掛け早めて持続展開となればもう少しやれたと思う。
ランスオブクイーン
まさかのフロック馬だが、未勝利勝ち時の2着馬サラトガチップスをものさしにすると、ランスオブクイーンは0.4秒差、シュガークンが0.2秒差での勝ちで能力を評価できたのではないかと思う。
レースはハイペースを離れた3番手先行で先行負荷のあったレースでの着順。
実質先頭で運んでおり負けて強い内容。
スウィープフィート
最後方からのレースで、3コーナーで緩み過ぎて抑えが効かずスパート開始してしまう。
外外回して良く伸びたが6着。この馬に関しては緩み過ぎたところが良くなく距離短縮の方が向く。
サンセットビュー
最後方から外差しで展開が向いていた。
跳びが大きく大外回したが能力は出したレース。
エセルフリーダ
スタート躓き。最後方から内差し。
少し内馬場は荒れており、差し展開は向いたが進路の馬場は良くなかった。
外回してもキレ負けしそうではあるが、不利な進路だった。
中山や阪神など時計がかかる舞台の方が合いそうで、今回は適性外のレース。次走以降適性条件なら追いかけたいと思う馬。
アドマイヤベル
直線のキレ負け。最後まで伸びてないわけではなくなだれ込む程度に脚は伸ばしていたが展開合わず。
サフィラ
外枠から枠なりに中団外を追走。3コーナーからポジションを上げ、直線は脚が残らず。
この馬に関しては言いたいことが沢山あるが、まず前に馬を置かず外を回したことによる負荷はあった。
3コーナーから4コーナーに掛けてポジションを上げているが、これは周りの速度が落ちてるだけで、そこに対応していないために相対的にポジションが上がった。その上で終始外、長距離なので負荷が大きかった。
まだ先の馬だとは思うが、それ以前に能力出し切って欲しかったです。
タガノエルピーダ、ショウナンマヌエラ、ヴィントシュティレ
超ハイペースを演出しての敗退で度外視。
次走注目馬
A評価:ランスオブクイーン
B評価:ステレンボッシュ
C評価:エセルフリーダ、サフィラ
度外視:タガノエルピーダ、ショウナンマヌエラ、ヴィントシュティレ