オークス馬体診断

コラム

オークス馬体診断

・アドマイヤベル B評価

長駆短背で後肢は長飛の造りからストライドが大きく広い東京コースは合っているものの馬体からは2000mあたりがベストで距離延長は同世代のクラッシック なら何とか誤魔化しも効きそうだがプラスではない。

前走フローラS時はA評価としたがかなり良くそことの比較になると毛艶はパッとせず、トモのボリュームやハリ感もダウン。

・エセルフリーダ B評価

胴回りにまとまりがありバランスが良く高い瞬発力を持っている。

太め感なくそれなりに仕上がってはいるもののまだもう一つ成長してこられる。

・クイーンズウォーク S評価

500キロを超える大型馬で筋肉量も豊富で、長躯短背で高い瞬発力を秘める。

大型馬で筋肉量も豊富なため距離の壁は少しあるが、桜花賞との比較ではここに照準を合わせすっきりとし研ぎ澄まされてきた感もある。毛艶も良くしっかりと作って来られていて好感。

・コガネノソラ B評価

背中に伸びがあり、胴長体型。

一瞬のスピードよりも持続力が武器。

前重心で低く、距離の壁はありそう。

仕上がりに関しては個人的に悪いとは思わない。力は出しキレるのでは。

ベストは中山コースの方が合うか。

・サフィラ A評価

細身で胴、背中を長く見せ後肢は長飛の造りをしておりストライドが伸びるため東京コースはプラス。距離延長はプラスに働くし、阪神JFと比較してもトモのボリューム感もUPし幼さが抜けつつあり成長を感じる馬体。完成形はまだ先かもしれないが距離延長でチャンスあっても。

・スウィープフィート C評価

筋肉量が豊富で馬体も詰まり気味でマイラー体型。スローペースの直線勝負になれば距離はこなせてしまうかもしれないが馬体からは延長はマイナス。桜花賞と比較して毛艶は良くなったものの距離を考え少し細めに造っているのか、馬体が少し物足りなくみえる。

・ステレンボッシュ A評価

ひと目見てもわかるほど胴長な馬体構造。

直飛でストライドは伸び、持続力に長けておりしなやかな馬体からも距離延長はプラスに働く。仕上がりに関しても、日のあたり加減で桜花賞と比較して毛艶はわかりにくい部分はあるが、薄らと肋骨を見せ血管も浮き上がっていることから非常に皮膚が薄く馬体のハリが伝わる。前走はマイルで少し筋肉量多めだったが今回はシャープな造りでスッキリとし延長も問題無し。ここでも好勝負になるだろう。

・タガノエルピーダ A評価

馬体重は軽くコンパクトにまとまりのある馬体で肉付きも良くスピード能力に長けている。

その分距離延長は少しマイナスになるかもしれないが、毛艶は良く、ハリ感も抜群。皮膚も薄く見せかなりの仕上がり。問題は距離だけか。

・チェルヴィニア C評価

四肢が長く胴回りにも伸びがありバランスの整った馬体。太め感はなくシャープな造りで持続力を求められるようなレースになるようならチャンスはあっても。

ただ毛艶もパッとせず、馬体のハリ感も薄く、現状物足りなさの残る仕上がり。

・ミアネーロ A評価

馬体重はそれなりにある馬も、細身で素軽さを感じる馬体で、四肢は長く胴にも伸びがあり距離が伸びるのは歓迎。

毛艶も良く馬体のハリ感もかなり良く薄らと肋骨も見え穴っぽい一頭だがチャンスは十分か。

・ライトバック A評価

長躯短背でまとまりがあり、筋肉量も豊富で距離延長がプラスになるとは思えないが、曲飛でバネ感十分あり瞬発力勝負になる様なら。

仕上がりに関しては太め感は全く無くハリも良くトモや後肢のあたりに血管が沢山出ている程に馬体のハリはいい。

・ラヴァンダ C評価

筋肉量がかなり豊富で大きなトモ、肉付きが良く胴も詰まり気味で馬体からは短距離志向が強いのでは。仕上がりはボリューム感があり迫力がある馬体には仕上がっており全く問題ない。

〜馬体診断まとめ〜

S評価クイーンズウォーク

A評価①ステレンボッシュ・②タガノエルピーダ・③ミアネーロ・④ライトバック・⑤サフィラ

B評価アドマイヤベル・エセルフリーダ・コガネノソラ

C評価スウィープフィート・チェルヴィニア・ラヴァンダ

〜馬体を見た感想〜

やはり桜花賞組の仕上がりが良さそうで力関係からも上か。

その中でタガノエルピーダ・ミアネーロ・サフィラあたりの人気薄がどこまでやれるか。

この記事を書いた人

馬体ばかりを見ている5人の子供を持つ父です。
フォトパドックやレース前パドックを見て推奨させていただいたりしています。

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