ヴィクトリアM馬体診断
・ウンブライル B評価
牝馬らしい素軽いフォルムでお腹側のラインが後肢にかけて切れ込み、後肢もバネ感があり高い瞬発力を持った一頭。
前々走東京新聞杯との比較になるが大きく変わったところはないがハリ、毛艶は良好で力は出せる。
・コンクシェル A評価
筋肉量がかなり豊富で重心もやや低く、胸前〜肩周りの発達もよくトモの横幅もしっかりとしており1800mで2連勝してきているが東京マイルへの適性は高そう。
ハリ、毛艶も良く好仕上がり。欲を言えばもう少しだけ絞ってくれば。
・サウンドビバーチェ C評価
前脚が短く前重心で短距離志向なスピードに長けたタイプの馬体。胴をかなり長く見せている事からも持続力を活かしたレース向き。
ハリ、毛艶は一定のデキにはあるが、もう少しメリハリを出してこれれば。
・スタニングローズ A評価
肉付きがよくパワフルさを感じる馬体で胸前〜肩周りの発達が良いものの、トモはやや薄く爆発力には欠けるが先行粘り込みが理想。
前走大阪杯、昨年ヴィクトリアMと比較して見ても毛艶も良好で馬体のハリもかなり良くなった。ここで復活があってもいい。
・テンハッピーローズ C評価
背中が長く胴にも若干ゆとりがあり後肢は曲飛の造りをしており高い瞬発力を秘める。距離もマイルあたりまでならこなせる。
仕上がりは悪くはないけれど、他馬と見比べると物足りない部分がありここでは厳しいか。
・ドゥアイズ A評価
胸前〜肩周りの発達が目立つが秋華賞やオークスとの比較にはなるもののトモのボリューム感も良くなり成長感じる馬体。
肋骨も薄らと見せ筋肉のハリ毛艶共に申し分なしの仕上がり。
・ナミュール A評価
胴が詰まり気味で後肢かけてお腹のラインが切れ込む瞬発力タイプ。3歳の頃は華奢で間隔を空けないと使えなかったが成長と共にしっかりとしてきてある程度コンスタントに使えるように。ドバイ帰りの一戦で抜群とまではいかないが毛艶、馬体のハリも良さそうで問題無さそう。
・ハーパー C評価
長躯短背で胴にゆとりがありマイル適性はどうか。もう少し距離があった方がいいように思う。馬体のハリは良好ではあるもののまだ良くなる余地を残しており。
・フィアスプライド B評価
牝馬としては大きめの馬体ではあるものの重さは感じる事なく牝馬らしい素軽さを兼ね備えており腹側のラインは切れ込みが深く後肢は曲飛な事から鋭い決め手を秘めている。
薄らと肋骨が見え太め感無く、毛艶もそこそこ良さそうではある。
ただもう一つ馬体のハリ、筋肉のメリハリが出てくればさらに良くなるのでは。
・フィールシンパシー B評価
まとまりがありバランスのいい馬体。
綺麗なバランスのとれた馬体とゆう事もあり長所もなければ短所もないといった馬体でG1となるとどうか。
毛艶、ハリは上々で中2週でのレースになるが仕上がりは良さそう。
・マスクトディーヴァ B評価
馬体に対してやや脚が長くストライドが伸びる分マイルより距離があった方が良さそうな馬体で、マイルがベストなのかは疑問が残る。ただ筋肉量が豊富でマイルへのスピードの対応は可能。日も当たり毛艶はある程度良さそうにみえるものの、もう少し馬体のハリがあっても良さそう。
・モリアーナ S評価
かなり筋肉量が豊富で背が短く、腹側のラインが後肢にかけて切れ込み胴が詰まりAJCCから一気にマイラーらしい馬体に変わってきた。
綺麗な馬場でスピードが求められるようなら出番は十分。
毛艶も良く、馬体のハリ、筋肉のメリハリもクッキリとわかるほどに仕上がりは文句なしにいい。
・ライラック C評価
前走時432キロと小柄な馬でマイルのスピードに対応できるか。
ハリや毛艶物足りなさがありここでは厳しそう。
〜馬体評価まとめ〜
S評価・モリアーナ
A評価コンクシェル・スタニングローズ・ドゥアイズ・ナミュール
B評価ウンブライル・フィアスプライド・フィールシンパシー・マスクトディーヴァ
C評価サウンドビバーチェ・テンハッピーローズ・ハーパー・ライラック
〜馬体をみた感想〜
S評価はモリアーナではあるけれど鞍上が…本命にしたくない横典。今週からBコース替りとゆう事もありそれらも考慮しながら週末まで予想を楽しみたいと思います。