NHKマイルC馬体診断
・アスコリピチェーノ C評価↘️
前後にまとまりがあり、柔らかい形の造りで高い瞬発力を秘める。
前走桜花賞との比較ではやはり前走をとりにきていた感が強く筋肉の輪郭、メリハリが感じられずデキ落ち感は否めない。
これまで間隔をとりながらの出走しかなく中3週でどうか。
・アレンジャー B評価
筋肉量が豊富でクビさしが太く距離はマイルまでか。トモはクッキリと筋が入るほどメリハリがついており後肢には血管が浮き上がり太め感なくきっちりと仕上がった。毛艶も良く一定のデキにあり力は出せる。
・イフェイオン B評価↗️
牝馬とはわからないほどしっかりとした馬体で横幅の大きなトモを持ちいい馬体。
背中側が長く持続力に優れた構造。
前走桜花賞との比較ではやや小さく見えた桜花賞の馬体から中身が詰まりハリが増しており上向いてきた。牡馬相手にはなるが前走以上のデキでどこまでか。
・ウォーターリヒト S評価
背中が短く、胴詰まりで後肢にかけてキレ込み溜めて一瞬の瞬発力はいいものを秘める。
距離短縮は歓迎で、毛艶、馬体のハリ共に休みなく使われてきているがかなりいい仕上がりにある。想定15番人気と全く人気がなく能力面ではどうかも、このデキならば一発あってもいいのでは。
・エコロブルーム A評価
肉付きが良く腹袋は大きく、全体を見ても力強く重厚感のある馬体。斜尻で曲飛の構造でピッチに早さがあり仕掛けてからの反応も早い。理想は内の好位から一瞬で抜け出す形か。
毛艶も一定以上で馬体のハリ感も十分で良く見える。
・キャプテンシー C評価
筋肉質で首さしが太く肩周りが発達しており、全体的にパワータイプの構造で東京よりもよりパワーの必要な中山、阪神向きの馬体。
後肢、トモはまだまだこれから良くなりそうで馬体からは東京マイルのスピードのいるレースには現状不向き。
・ゴンバデカーブース B評価
長躯短背でしなやかな筋肉のつき方をしており、斜尻の造りで瞬発力勝負になりやすい東京マイルに合った馬体。
出走出来なかったホープフルSとの比較にはなるが、メリハリがまだまだ物足りず、毛艶もパッとせずまだ仕上がり途上といった印象。
少し物足りなさの感じる仕上がりでここでどうか。
・ジャンタルマンタル A評価➡️
筋肉量が豊富で腹袋はふっくらとしており背中が短い。立ち姿からも筋肉量豊富でベストの距離はやはりマイルか。
皐月賞時かなり仕上がりが良いと書いていましたが、デキ落ちする事なくなんとかキープしてここまでこれていそうで、距離短縮はこの馬にとってはプラスになりここでも期待できる。
・シュトラウス S評価
筋肉量豊富で見栄えのする好馬体。
朝日杯時はマイナス10キロでの出走でかなり細く見えていたが馬体が戻りパワフルさが戻ってきたか。この馬の気性面を考えてもふっくらと見せるぐらい落ち着きがあると捉えるのが良さそう。トモはこれから更に中身が詰まって良くなっていきそうな面はあるが、現状でもやれるだろう。
毛艶、馬体のハリもパンパンに張っており良好で期待のもてる一戦になりそう。
・ダノンマッキンリー B評価
筋肉質でパワフルな馬体。トモの横幅が広く爆発力を秘めるも胴詰まりで肉付きの良さからも短距離志向の強めな馬体をしており距離は鍵に。
毛艶も良く、薄らと肋骨を見せていることからも太め感は無く力は出せる仕上がりに。
・チャンネルトンネル A評価
腹袋はしっかりしつつも背中が短くまとまりがあり瞬発力向きではあるがタフなレースでも。
繋ぎが短く立ち気味で蹄に厚さがある事からも雨が降って重い馬場になるようなら更に評価をあげても良いのでは。
トモのボリューム感もかなり良く、毛艶、ハリ共に良好で薄らと肋骨を見せ太め感なくキッチリと仕上がった。
・ディスペランツァ B評価
ボリューム感があり首さしが太く前駆の発達が良くパワフルな馬体。これまで阪神で3勝している事も頷ける。胴に少しゆとりがある分短距離っぽい馬体でも2000mやマイルあたりを使われてきているがマイルあたりがベストの距離となりそう。皮膚を薄く見せ馬体のハリも良く仕上がりに関しては力は出せる仕上がりに。
・ノーブルロジャー B評価
ボリューム感があり首さしが太く前駆の発達が良くパワフルな馬体。これまで阪神で3勝している事も頷ける。胴に少しゆとりがある分短距離っぽい馬体でも2000mやマイルあたりを使われてきているがマイルあたりがベストの距離となりそう。皮膚を薄く見せ馬体のハリも良く仕上がりに関しては力は出せる仕上がりに。
胴詰まりで正方形に近いまとまりのある馬体でマイラー馬体。伸縮性に優れ速い脚を支える為東京コースでも問題は無いが、やや前駆の発達が目立ち現状パワー型か。
やや腰高でまだまだこれから良くなってきそうではあるものの、現状の中でもハリも良く力は出せるので楽しみな一頭ではある。
・ボンドガール A評価
皮膚を薄く見せ少し腹袋も大きめで前走持続力勝負にも対応できた。
肉付きが良く、曲飛でバネ感があり溜めて末脚を引き出すレースが良さそう。
毛艶もかなり良く、皮膚を薄く見せハリのある好馬体。筋肉のメリハリもかなり良く好仕上がり。
〜馬体診断まとめ〜
S評価
①ウォーターリヒト
②シュトラウス
A評価
①ジャンタルマンタル
②チャンネルトンネル
③ボンドガール
④エコロブルーム
B評価アレンジャー・イフェイオン・ゴンバデカーブースダノンマッキンリー・ディスペランツァ・ノーブルロジャー
C評価アスコリピチェーノ・キャプテンシー
〜馬体を見た感想〜
S評価の2頭がまさかまさかの大穴馬2頭。
この2頭には期待しつつも、適条件であるマイルに戻るジャンタルマンタルは人気にはなるだろうが仕上がりからも軸としては信頼できるのでは。ただ前走皐月賞であれだけのレースをした後だけに見えない疲労が残っている可能性もあり最後パドックでの確認は必須。
アスコリピチェーノの仕上がりに不安を感じる為この馬は特に最後のパドックでしっかりと見極めていきたい。