重賞ローテ考察 皐月賞
『皐月賞に有効なローテ経験』
近2年の皐月賞、以下7頭は全て『ある条件』の該当馬であり、非常にシンプルな視点で的中出来ていたレースでした。
2023年
1着ソールオリエンス
2着タスティエーラ
3着ファントムシーフ
2022年
1着ジオグリフ
2着イクイノックス
3着ドウデュース
4着ダノンベルーガ
この7頭のみが該当していた条件は、
『近5走以内に以下①②何れかのローテを踏んでいること』
①東京芝1800で、4角3番手以内かつ上がり3F2位以内の1着あり
②東京芝1800で、重賞1着あり
2歳〜3歳前半の東京芝1800と言えば、秋の東スポ杯2歳Sと冬の共同通信杯に代表される様に、数多のクラシック有力馬を排出してきたレースの施行条件。
上記の登竜門的レースを目指す上で、必然的に新馬〜OPクラスでもこの本コースの出走馬レベルは高くなり易くなる為、本コースの実績馬はまずチェック✅
※もちろん、レースラップや相手関係も重要ですね
今年は、該当馬が3頭。
・ジャスティンミラノ
・シンエンペラー
・ルカンラフィート(大穴)
ジャスティンミラノの前走は、前半1000mが超スロー→後半800m加速ラップの決着で、先行してなお速い上がりを使える本馬には向いた展開でした。その為過大に評価する事は無いですが、ジャンタルマンタルはきっちり負かしており底は見せていません。また、2走前の新馬戦でヘデントール(新馬戦後2連勝中の素質馬)を負かしている事も評価します。
『勝ち馬傾向』
※近10年が対象
①前走クラス
・G3以上
→近10年の勝ち馬全てに該当
②前走コース
・東京芝1800または中山芝2000
→2017年アルアイン以外に該当
※アルアインは前走毎日杯(阪神芝1800)1着
③前走人気
・4番人気以内
→2016年ディーマジェスティ以外に該当
※ディーマジェスティは前走共同通信杯1着
④前走着順着差
・2着以内かつ着差0.2以内
→近10年の勝ち馬全てに該当
⑤キャリア通算複勝率
・芝1800以上で複勝率100%
→近10年の勝ち馬全てに該当
⑥近走実績
・近5走以内に、芝1800で4角5番手以内かつ上がり3F2位以内の1着、または芝1800重賞で2着以内あり
→近10年の勝ち馬全てに該当
【2024年の①〜⑥全て該当馬】
アーバンシック
ジャスティンミラノ
ジャンタルマンタル
シンエンペラー
レガレイラ
『好相性ローテ順位と好走傾向』
※近10年が対象
1位:共同通信杯(5-0-3-11) 複勝率42.1%
2位:ホープフルS(2-0-0-3) 複勝率40.0%
※好走母数が少ない為、レース別に傾向は考えない
3位:弥生賞(0-5-2-33)複勝率17.5%
『共同通信杯組好走傾向』
①前走人気
・6番人気以内
→近10年の3着以内馬全てに該当
②前走着順着差
・2着以内または着差0.5以内
→近10年の3着以内馬全てに該当
③近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)1800重賞で4角4番手以内の1着あり
2)1800重賞で4角7番手以内かつ上がり3F1位の2着以内あり
3)G1で2着以内または着差0.1以内あり
→近10年の3着以内馬全てに該当
【2024年の①〜③全て該当馬】
ジャスティンミラノ
ジャンタルマンタル
『弥生賞組好走傾向』
①前走人気
・5番人気以内
→近10年の3着以内馬全てに該当
②前走着順着差
・4着以内かつ着差0.3以内
→近10年の3着以内馬全てに該当
③近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)1800重賞で3着以内かつ着差0.3以内あり
2)右回り2000重賞を4角3番手以内または上がり3F1位で1着あり
3)G1で1着あり
→近10年の3着以内馬全てに該当
【2024年の①〜③全て該当馬】
厳密に言えば、なし
※ただし、コスモキュランダとシンエペラーは妥協可能かと
コスモキュランダ
→スタートと前半の位置取りに懸念があり、仮に中段〜後方のポジションになった場合、今回の頭数とメンバーでは前走の再現性は低いのではと考えたい。
シンエンペラー
→ワンパンチ足りないが実績は上位。前目のポジションを取れる事と、東京1800を好内容で勝っている事は、皐月賞に置いてプラスになる。
『ローテ考察推奨ランキング』
1位 ジャスティンミラノ
2位 シンエンペラー
3位 ジャンタルマンタル
4位 アーバンシック
5位 レガレイラ