高松宮記念馬体診断
・ウインカーネリアン 評価C
胴回りに少し伸びがあり程よい筋肉量で1200m向きではない造りでここは厳しい一戦になるのではないか。
仕上がりに関しては休み明けの前走を使われ馬体のハリ、筋肉のメリハリも出てきて、冬毛も抜けて毛艶も良化。仕上がりに関しては大きく問題は無いだろうけど馬体からは1200mは厳しいと思うのでC評価。
・ウインマーベル 評価B
1600mはやや長そう、1200mのG1となるともう少しスピードを補える筋肉量が欲しい。
仕上がりは阪急杯から大きく変わったところはないもののトモの筋肉の筋はハッキリとしてきており、毛艶や馬体のハリも大きな変化は無いものの良好。
・シャンパンカラー 評価B
前走安田記念以来のレースでダートといった選択をしてきたが仕上がりも悪い中での一戦。
それでもまだ少し太く見えるし、馬体から1200mへの適性には疑問が残る。
ただトモのボリューム感、馬体のハリ、毛艶は一度使われて多少は良くなってきている。
・ソーダスリング 評価C
胴に気持ち余裕があり1400mで勝ったものの1200mは流石に少し短くみえる。
冬毛もまだ残り、馬体のメリハリも足りなく見える。物足りなさを感じる馬体でG1でどうか。
・ディヴィーナ 評価C
後肢にかけてかなり切れ込んでおり瞬発力はいいものがある。もう少し後肢やトモのあたりがしっかりしてくればいいのだが、現状腰高に映るし、1200m戦ではスピード不足があらわになりそう。仕上がりに関してもまだまだ良化の余地を残している。
・トウシンマカオ 評価A
背中側と腹側が平行で胴回りにも少しゆとりを感じる。
スプリンターズSと比較をしても肉付きがよくなり、それでいて太め感はない。
仕上がりに関しても皮膚を薄く見せ、ハリもよく毛艶も良好。チャンスではないか。
・ナムラクレア 評価B
いつも良く見せる馬で、前肢・クビが短くピッチ走法。腹側が後肢にかけて切れ込んでおり高い瞬発力を持っている。
毛艶やハリは良く仕上がりはいいが、この馬が1番良かった時と比べると少し物足りなさがありB評価と留めたが好走しても驚きはない。
・マッドクール 評価S
骨格が大きく筋肉量も豊富で見栄えする好馬体。芦毛で見にくさはあるものの、トモのボリューム感がかなり良くなり筋肉の筋もクッキリとしている事から太め感なくいい仕上がりに。昨年CBC賞、シルクロードSより明らかに良く見えるしここは楽しみな一戦となるのでは。
・ママコチャ 評価A
牝馬にしてはかなり筋肉量が豊富で肩周り〜胸前の発達した筋肉は素晴らしい。
トモも中身がパンッとしてきて良くなっている。ただお腹周りに若干余裕は感じられ、A評価としたがレース当日までにどこまで仕上げきれるか。
・メイケイエール 評価B
気性面の問題で短いところを使われているが馬体を見ると脚が長く胴にも若干ゆとりがありマイルあたりがベストな距離ではありそう。
良かった頃に比べると物足りなさが残るが、一定の出来には仕上がっている感じ。
・ルガル 評価C
肉付きが良く重厚感のある馬体、ダートをこなしてきた実績からもわかるように上がりの掛かる一戦を得意とするタイプ。
前走シルクロードS時がかなりいい仕上がりにあったのでそこと比較すると出来落ち感は否めない。光の加減もあるが毛艶はパッとせず、トモのボリューム感もダウン、お腹周りのはち切れそうな程張っていたところも少し萎んで細く見えるほど。前走が良すぎた分仕方なし。
・ロータスランド 評価A
筋肉量が豊富で、しっかりとした腹袋からも持続力戦となってくれれば良さそう。蹄は厚さがあり繋ぎは立ち気味で雨が降ってくれればなお良い。この時期の牝馬としては毛艶は素晴らしく、太め感もなくハリも良好。
筋肉のメリハリも一目みてわかるほど。
昨年6着、一昨年2着と適性は証明しておりこの仕上がりにあるならば、穴っぽいが今年もチャンスがあってもいい。
〜馬体診断まとめ〜
S評価マッドクール
A評価③トウシンマカオ・②ママコチャ・①ロータスランド
B評価ウインマーベル・シャンパンカラー・ナムラクレア・メイケイエール
C評価ウインカーネリアン・ソーダスリング・ディヴィーナ・ルガル
〜馬体をみた感想〜
高松宮記念は枠や天気で大きくレースが変わってくるため、馬体だけでの判断はなかなか難しいが、現時点馬体だけでの推しはマッドクール。スプリンターズSは内前で恵まれた感はあるがG1でもやれておりここでも!と思わせる仕上がり。
穴ではロータスランドの一発に期待しており、鞍上込みで内目の枠が欲しいところ。
現状この2頭を軸に考えていきたい。